ダイアリー11

5月14日(水) 晴 11度〜17度 <何をしていたかというと・・・>

左から、産卵したメス、採卵、精子の採取、新潟の野池(一部)、放流

久しぶりの更新となります。もしかしたら一年で一番慌しい時期なのかもしれません。当HPで沈黙していた間何をしていたかと言うと、諸々の出来事が・・・・・。
先ず、当場に5歳の大正三色群が帰ってきました。4本は甚兵衛、1本は松の助です。5歳ですので皆70cmは超えていて、これまで野池立てしていましたが、今年は品評会に向け、泉水立てをすべく帰還です。素晴らしい鯉たちですので、ご来場の際にはご披露させていただきます。
5歳鯉たちを薬浴させた後は、日を置いて、早朝より2本のメスを産卵セット。オスにメスを追わせている間に、室内池から当歳を引き上げオスメスを見た後、33本を奈良の野池に放流。すぐさま戻り、今度は2、3歳を48本を積み込み、三重の野池に放流。昼間の作業は、これらの引き上げ、雌雄確認、積み込み、放流で終了。夕方から夜にかけては再び産卵水槽に戻り、メスが擦るのを待ち続けました。午前1時ごろに1本目が擦り、人工産卵開始。写真がその様子です。メスから卵を絞り、ボールに保管。その後オスから精子を搾り出し、スポイトで吸い取った後にリンゲル液に混ぜ保管します。最後に卵と精子を合わせ、キンランに付着させ、消毒した後、孵化槽にセットし終了。写真のメスは昨年、人工孵化に失敗しているため、今年成功しホッとしています。メスは阪井産92cm前後。オスは大日系、神楽、不明、自家産2歳と4本がけで受精させました。ぼちぼちと発眼しているので孵化率は良さそうな雰囲気です。明日か明後日くらいには孵化し始めると思われます。ただ、残念なことにもう1本のメスが不発でした。未だ卵が熟していないか、体調が悪いか原因は定かではありません。かなり粘ってオスに追わせましたが、母体の安全を考え、2日目の午後10時に延期を決定。4週間ほど時間を空けてから再チャレンジするつもりです。日をまたいで、人工産卵終了後は、新潟の野池に鯉を入れるべく、早朝から積み込み作業を開始しました。午前9時に奈良を出発し、午後4時に野池に到着。当歳メス79本。オス20本。2歳20本を計4面の池に放流しました。野池のある場所は、まるでホビット村のようです。翌日には(薬浴している親もきになるため)奈良に戻ったわけですが、実質3日間での作業は超ヘビーだったように思います。
お手伝いいただきました新潟のサポーター、様子を暖かく見守っていただきましたお客様方には厚く御礼申し上げます。


5月8日(木) 晴 9度〜24度 <貝になります・・・>
明日から忙しい日々が続きそうです。 
明日の夕方、新潟で2歳、3歳で購入した鯉が当場へいよいよ入場します。これまで数年間、毎年野池立てをされていましたが、今年一年は室内泉水での飼育を決め込み、初めて新潟を出て当場のある奈良に来ることと相成っております。自家産の鯉のほとんどが野池へと旅立っていくことになっており、管理人は秋までの間、これらの鯉の仕上がりを楽しみにすることになります。
そして、土曜日からは仔取りが始まります。例年もかなり意気込んでいますが、今年は先ず初腹の2本に期待をかけています。昨年のデキが決して悪かったわけではありません。十二分に満足の行く結果は残してくれたのですが、昨年の親に比べてその2本は、親としての「作り」が別格です。管理人がこれまでの少ない経験の中で、もっとも期待できる「作り」をその2本はしています。もし、産卵が成功するようであるならばダイアリーで大騒ぎするでしょうが、失敗するようであるならば管理人はしばらくの間、貝になる予定です。


5月7日(木) 6度〜22度 <調子に乗りすぎたか・・・>
随時、当場内の出来事はオープンにすることがこのHPの使命と化していますので言いたくないことも言わなければならないこともあるかもしれません。
600d池には現在のところ約50本の2歳立てが泳いでいるところですが、急な環境の変化の影響か、’眠り’っぽいボーッとしたものがちらほらと散見されるようになりました。日中は暖かく、室内の中は汗ばむほどなのですが、600dの水はそう簡単には上昇しません。当場内スタッフ及び懇意にしている新潟の鯉屋さんの意見を聞くうちに、対策が3つの案に絞られました。ひとつは、「網を曳いて一度上げてしまい塩、エルバージュ漬けする」、2つ目は「(鯉自体が既に大きいため落ちることはないだろうし、水温はこれから徐々に上昇していくことを見越して)そのままにしておく」そして3つ目は「600d池に塩を入れる」の3案です。
当場が採った方法は、1番目。全ての鯉を600d池から出し、40d池に移動。塩とエルバージュ薬浴を実行しました。面倒かな(出来るかな)と思った網引きは、専用の網を購入してあったので10分足らずでほぼ全ての鯉を回収することが出来ました。意外と「楽じゃない」って感想です。症状は軽症であるために、既に立ち直ってきている感じがします。治りを待ち、具合の悪い鯉を眺めることや、3トンの塩を池にぶち込むワークロードのことを考えると最善の策だったように思います。恐らく1週間ほどで完全に回復し、再び600dに戻ることとなります。次はもう大丈夫でしょう。


5月2日(金) 曇時々雨 12度〜17度 <やっぱりお前もか・・・>
(管理人がよく覗きに行くHPで、池の水漏れに付いて詳細に書かれる記事があり、楽しく拝見しているのですが・・・・・・)
当場でも新たに3つの稚魚池を急ピッチで作っています。本来ならば2ヶ月前に完成しなければいけないのですが、地面勾配の読み違いなどもあり設計変更を余儀なくされ、現在までかかっているわけです。下地を地盤改良材で固め、上をベントナイト入りの土で固めたわけですが、3つとも水漏れします。これまで、稚魚池の水漏れと激闘してきた当場ですが、新池に対しても「お前もか・・・!」ってな感じです。1番目2番目は水漏れと言っても1日に2,3ミリ程度の水位下落なので「漏れる」と言う表現が正しいかどうかは分かりませんが、回りの地盤に水が染みています。3番目は、明らかに漏れます。そこで本日より、上層の土を再度代掻きし、ベントナイトをその上に再度撒き、よく混ぜた後に見にユンボで踏み込む作業にとりかかりました。1面、5,6時間の作業で終了しますが、何せ山頂部にある池のために風が強く、ベントナイトを撒くと粉が飛び散り顔が白くなってしまいます。明日まで同作業は続くわけですが、明日は穏やかな天気になることを祈る管理人です。これで駄目なら、又ゴムシートを張ることになりそうです。(涙)

5月1日(木) 曇後雨 11度〜20度 <野池 vs 600d池>
過ごしやすいお天気です。少し時間が出来ましたので表紙をいじってみました。所詮、アマチュアの作るHPなのでプロ仕様とはいきませんが、遊び感覚でいじりました。
さて、600d池には現在40本ほどの明け2歳が泳いでいます。販売会で直接商流された方も’ちらほら’といましたが、会終了後、未販売鯉を30本ほど放し、(お客さんの回答待ちですが)恐らく放たれるだろう10本が待機しています。60本企画でしたが60本には届きそうにありません。まあ、少ない分は問題ないでしょう。水温も22度前後あるため、本日、ほんの少しだけ餌を撒きましたが、泳ぐ姿を見ると池の感想は「薄い」です。正直、初使用のため、秋にどのように揚がるかは予測できていません。ただ、野池に比べて、常時噴水を回しているため溶存酸素は十分でしょうし、新水は計画的に補給することができます。給餌量も浮き餌を与えるために、食いの状態把握が容易となるため適当な量を推測し与えることが出来ます。等々考えると野池と比べれば、広さは圧倒的に負けるもののかなりの線まで行くのではないかと期待しています。管理人は期待をしていますが、600d池に放流されたお客様には、お願いしておきます。「初ものなので期待しないで下さい」と。


4月30日(木) 晴 9度〜24度 <展示即売会終了>

昨日、ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。開場来最高のご来訪者数を賜りました。累計14人です。何もしない管理人、ただ、お客様にお茶を配るのが最大のお仕事となりましたが、人が集まると、(確かに忙しさは感じますが)ワイワイガヤガヤと楽しいものです。しかも全員の趣が同じなわけですから、話も弾みます。とても有意義な体験でありました。おかげさまで、販売用当歳をほとんどお買い上げ戴き、持ち帰ったり、600d、野池預けと種々鯉の行方は別れましたが、当場の紅白繋がりは出来たように思います。又、数本のメール、電話でのお問合せも頂戴いたしました。そちらの方も、重ねて、お礼申し上げます。残った鯉が「野池行き」だけになりましたので、今後は、仔取りに集中します。


4月28日(月) 晴 6度〜17度 <鯉の値段>
鯉屋宣言してから半年経ちますが、以前、某鯉屋さんからは、「鯉の値段が付けられたら一人前」と言われたことがあります。確かに、原価が同じものに対して異なる値段をつけるわけですから難しいのは確か。しかも、需要と供給のバランスを考えながらの根付けは困難そのもの。ネットオークションでも当場の鯉がちらほらと出ていますが、本当の値段というのは、消費者がつけるものですから、それが一番確かなものかもしれません。
さて、現在、某オークション及びネットオークションの結果により、当場は完全に自信喪失状態。なかなか強気に出られません。歴史が無く、ブランド力が皆無の当場ですから、仕方がありません。ということで、明日の展示即売会に参加予定の皆様に申し上げます。「期待しないでご来場ください」と。
一応選別を行い、明日展示するものは4千円のものが100本ほど、1万円が約50本、3万円が約20本。後ろ2種類の鯉は600d池預かり可能です。(準備は出来ていますので自らの手で放流してみてください)また、奇特な方向けに数本だけ特別価格で用意します。初売り出しですから、色々とご相談にはのりますが、管理人が人間不信に陥らぬ程度にお願いします。


4月25日(金) 晴 5度〜14度 <N個より1個>
錦鯉飼育歴が長く、(特に大型鯉を上手に飼育される)愛好家の方がおっしゃいまた。「安い鯉をたくさん買うなら、高い鯉を1本買え」と。管理人のここ数年の鯉の購入を振り返ると誠に耳の痛いお言葉ですが、おっしゃるとおり。「安物買いの銭失い」は鯉の世界でも当てはまります。世の中、安くて悪い鯉はたくさんいます。高くて良い鯉も少ないですがいます。また、高くて悪い鯉もかなりの数にのぼります。圧倒的に数量が一番少ないのは、安くて良い鯉です。その方曰く、「安くて良い鯉」など滅多に出会うことは無い(皆無かもしれない)のだから同じお金を使うのならば、良い鯉を少なく買えということ。
「特選鯉を格安で販売」とうたう業者はあやしいものです。


4月24日(木) 雨 11度〜15度 <プチ展示と販売>
4月29日(火)にプチミニ展示と販売会を催すことになりました。当場の駄鯉群を見ていただき、万が一(奇跡的に)気にいった鯉があればお買い上げいただくという感じです。展示品は当歳がメインで(というよりもほとんど当歳で)早朝から網を入れてグループ分けすべく思っています。恐らく、ランク分けしてプールを設置することになります。分類は価格帯に分け、4千円群、1万円群、(微小)5万円群、(微小)その他群ってな感じになると思います。品種は99%紅白。大きさは、小さいものでも25cmを超えているでしょうから、水槽飼育をお考えの方にはきついと思います。大きいものは50cm近いと推察しています。大谷さんのオークションにも数本出展されましたが、「600トンで60本、目指せ60cm」の6並び企画にも余裕があります(というか余裕だらけな)ので、そのまま秋まで預けていただいくことも可能です。(申し訳ないですが)その場合、別途預かり代の浄銭を少しばかり戴くことになりますが・・・・。初企画なので、期待薄もしくは全く期待なしでご来場いただけたらと思います。
当日は、混雑が予想されません。売り切れ御免にもならないでしょう。管理人も密かに自家産鯉を間近に見れることを楽しみにしております。


4月22日(火) 晴 6度〜21度 <夢のある当歳>

とてもよい天気で、現在、場内に稚魚池を3面増設中なのですが、そちらの作業はこの穏やかな日だと進捗スピードが早まるようです。仔取りまで20日を切りましたのでこの天気が続くことを願います。
さて、首題の話題となると、あちらこちらの養鯉場や販売店で「夢のある当歳」企画で鯉の販売が真っ盛りです。当歳には「これからどのようになるのか」の期待と夢があります。「大きくなったら」「墨がでてきたら」等々不安より遥かに大きい期待の中で当歳が購入されているわけです。管理人も2年前、某養鯉場の三色を30本購入し、2歳立てに夢を見ましたが、秋野池上げ時にみた結果は無残なもの。30本のうち、持ち帰ったものは3本だけ。今年、3歳立てするものはゼロという結果に。夢が破れた当歳買いでした。それ以降、基本的に当歳は購入していません。また、昨年は平均35cmまで伸ばした当歳350本にも2歳立てで期待をかけましたが、その内、持ち帰ったものは100本、今年3歳立てするものは50本を切っています。六分の五が夢破れた訳です。そこで、今年は、野池入れの前に夢を捨てるべく選別を繰り返しました。夢は野池に入れる前に見てしまうという考え方です。そのため野池立ての数量は昨年比70%減となっています。鯉に夢をみるのは40cmまで、今年の当場の当歳は「夢のある当歳」ではなく「(ある程度)期待の持てる当歳」です。それでも秋には何ぼかはため息をつくことでしょう。
話は変わり、シリーズもの。室内池も90%以上が完成。外回りは全て完成しており、後は池中のポンプ、水道、エア配管のみです。本日中に終了予定です。新池完成記念パーティは身内のみで極々小さい規模で昼弁当でも食べようかなと考えています。池の大きさは、満水時、15トン、12トン、11トンの3種類。恐らく、三分の二程度の水量で使用することになろうかと思います。初利用は、来月中旬の産卵です。新居で新婚(新しい親鯉)さんを迎え、初夜を過ごさせます。


4月21日(月) 晴 6度〜19度 <・・・>
鯉屋の看板を掲げる限り、鯉屋としての夢をみるものです。体型の良い大型鯉でしかも質も模様も抜群の鯉がたくさん当場の池を泳ぎまわるというのが夢なわけです。ある大御所愛好家から「小さくて模様の良いものを作れば」と御提言を戴いたこともあります。確かに、70cmを超える大型の立て鯉を飼育するには数十トン以上の池が最低限必要となり、そんな大きな鯉を家で飼育できる人は、全国広しといえども極々一握りの方に限られます。古株の鯉屋さんであるならば、全部名前を空で言えるほどの数かもしれません。鯉の愛好家の数から言えば、圧倒的に小さい鯉に軍配が上がります。おっしゃられること’ごもっとも’でございます。
加えて、「体型良く大きく成長する鯉がどれだけの数になるか」はたかが知れてます。ある鯉屋さんの意見では、’来年も立てたいと思う恋は1割で普通、3割あれば大成功’とのこと。2歳立てして、次の年も立てるのは「10本いて1本いれば普通」「3本いれば最高」の世界は、生産性が極めて低いです。ましてや、紅白は三色や昭和とことなり、「たられば」が存在しないため、小さい時に、将来性で購入いただく幅が狭くなっています。とある流通業者の方の意見では、「墨もの」「変わりもの」の方が商売はし易いとの事。外国人からは紅白は見向きもされないと・・・。
以上を考えると、当場は時代流行から真逆を突っ走っています。中羽は二束三文の紅白に品種を絞り、愛好家層の極めて少ない「立て鯉」をメインに据えているわけですから・・・・。
ただ、あるバラエティタレントがテレビで管理人を励ましてくれます。「でも、そんなの関係ねぇ〜。ハイ、オッパピー」と


4月16日(木) 曇 6度〜15度 <6並び・・・遊びですから・・・>

当歳たちも野池準備のために、餌を切られ、加温も切られ、約1ヵ月後に迫った野池(一部室内池)へ入る準備段階となっています。
昨年は2歳立てを300以上立てたわけですが、今年は三分の一以下になることになります。昨年より、使用する野池は増えていますので立てるのも薄飼になりそうです。また、600d池も眠りから起こしました。もうすぐ当歳を60本ここにいれ室内池’立て’を行う予定ですが、当該池は、昨年の秋から噴水と濾過槽の水を回し続けています。電気代がもったいないと思い、強制ろ過のスウィッチは入れなかったのですが本日より、そちらも動き出させます。
「何故、60本か」・・・。理由は、600dで60本を6ヶ月飼育して60cmを目標にするという6並びの洒落です。これで66cmの鯉がでてきたら、完成形の洒落ですが・・・・。

さて、シリーズ物の室内池もいよいよ池のペンキ塗りにとりかかりました。塗装屋さんに頼むことも少し考えましたが、経費の都合上、スタッフが塗ることに。素人ですから、手や顔にペンキを飛ばしながら奮闘していただいております。途中、材料が底を突き、約60%塗り終えたところで、作業はストップ。明日には入荷の予定なので、今週中にはペンキ塗りが完了し、来週からは水を溜められるようになる段取りです。 


4月11日(金) 曇後晴 9度〜11度 <シリアスだけど面白い・・・>

管理人も鯉に関するHPを毎日ツラツラと覗きに行きます。大体行く場所は、お気に入りの中に設定されたところに行くのですが、ある鯉をメインとしたHPの表紙に「チベットに自由を」と大きな文字でタイトルというか、一言というか、叫びという形で記されていました。「全く関係ないのに何でチベットやねん」」と思わず一人笑いをしてしまいました。本人は極めて真面目に書いたかもしれませんので、(失礼かもしれませんが)もし狙ったとしたならすごいセンスを感じます。日本ではジョークがなかなか通じないもので、あるアイドルのブログで、「卵をふんでしまいました」と書いたら、「鶏に失礼だ」旨の批判を数多く浴びて、記者会見をして陳謝したらしいです。マスコミっていう動物は人を謝らせるところに快感を感じるところがあるのかもしれません。ま’(ド)エスこみ’とでもいいましょうか。鯉屋の選別をみたらグリーンピースが突撃してくるかも・・・・。
さて、シリーズものですが、屋根が付きました。正面入り口にも階段兼踊り場を作っているところでもあります。本日、明日の2日間でほぼ外観は完成となります。



4月9日(木) 晴 3度〜18度 <わからない>

お気づきの方もたくさんおられると思いますが、当場産紅白が大谷錦鯉を通じてビッターズで販売されています。オークション形式で値段が決定されていくわけですが、出荷する時から7割方、札が入るかどうかの「何となく」の見当は付きます。ただ、ネットの怖さでしょうか、「こんなに安くていいの」「少し高いのでは」と思うのが3割ほどあります。写真を見ての購入ですからある程度は仕方がありません。対面販売よりもネット販売される数の方が圧倒的に多い現実がそこにあります。養鯉場として宣言してから半年、輸出とネット販売がメインになってきている錦鯉業界ですが、「・・・・企画をして欲しい」「・・・風に販売は」など当場に対するご意見・ご要望がありましたら是非とも教えていただきたくお願います。
さて、シリーズものですが、サッシの枠までが入り横の事務所(当場では「立花家」と呼んでいます)に柱が繋がりました。ポリカ板が入荷される土曜日までの間、大工仕事は一旦中断です。




4月7日(月) 晴後雨 3度〜12度 <充実の2日間>
先週末は成田オークションに出品、成田さん近くの一品屋さんと(施設は同見てもプロなのですが)自称はアマのHさん及び超有名愛好家のHさんの池も訪問させていただきました。鯉はもちろんのこと施設、人柄の素晴らしい方々との団欒は貴重な体験でした。特に、一品家さんの鯉の鯉は衝撃でした。何せ10数年も生きている鯉が綺麗なんですから。黄葉という変わりのの
一種らしいですが、とても興味深い鯉です。
成田のオークションは初出品。出番が一番最後だったにもかかわらず、長時間(本当に長時間)お待ちいただき、出品鯉に札を掲げていただきました皆様には心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
まあ色々と合った2日間ですが、充実の2日間。鯉を通じた出会いと言うのは商売を超えて良いものです。


4月4日(金) 晴 −2度〜13度 <準備>
野池に入れるまでに1ヶ月となりました。室内池の水温も徐々に上昇してきており、14〜16度くらいあります。野池に入れる前に体調を整えるべく立て鯉の健康診断を続けています。(重症患者は皆無ですが)少し膿があったり、白雲病みたいな感じになったものも散見されます。水温も上がってくることですから、放っておいても治る可能性が高いですが、野池に入れる前に完治させておくべく治療を施しています。立て鯉は昨年の池上げ以降、約半年間餌も(白菜以外全く)食べていないわけで、加えて水温も上がってくるわけですから今が一番体力不足で病気や寄生虫に罹り易いのかもしれません。
明日は成田養鯉場のオークションに出す鯉を預けに行きます。プチ遠征となり、一品屋さんのところにも初めて寄らせていただくつもりでいます。初体験となる
噂の一品鯉がどのようなものなのか、今から結構楽しみです。


4月3日(木) 曇後晴 7度〜12度 <早えーーーー!>

新聞によるとガソリン代が全国で平均10円下がったとのこと。おかしい。税金は25円下がったのに半分しか下がっていない。これぞ便乗値上げそのもの。テレビでは、ガソリン税をスタンド側が負担すると言いながら負担していません。おおよそ、スタンドの在庫量は1週間分です。下がる可能性が高かったわけですから、スタンド側も在庫ゼロにすることはできないまでも自衛策として限りなくゼロに近い範囲内で収めるはず。百歩譲って、(ありえないことですが)貯蔵タンク半分の税付き在庫を抱えたとしても、新たに補給すれば12円50銭値段を下げたとしても持ち出し(店負担には)にはなりません。もし、在庫を10%くらいに抑えていれば、理論上は、22.5円下げても良いはず。便乗値上げが行われていながら、ニュースではガソリンスタンドの悲鳴ばかり取り上げられています。管理人の所にももう直ぐガソリンスタンドの社員の方が今月の単価交渉にやってきます。いくらでもってくることやら。もし10円マイナスで持ってきたら「便乗値上げ?」と嫌味を言うつもりです。
さて、写真はシリーズもの。本日朝から建屋工事が始まりました。写真は午後1時ころに写したものですが、「仕事が早い!」です。もちろん、木は工場で予め加工してきましたが、朝から足場を組んで、組み立てて、僅か数時間で棟上間近まできました。屋根の材料が来週にならないと入荷されないため、完成はもう少し後になりますが、材料さえ順調に入荷していたら3日作業だったらしいです。しかも働いている大工は2人だけ。日本の大工さんは優秀です。



4月1日(火) 曇時々晴 3度〜10度 <準備・・・>

新年度になりましたが、ガソリン価格が下がったことは管理人にとっても結構な衝撃でした。政治家の皆さんは「財政が逼迫している中、国民生活に混乱を来たす」だとか言っていますが、国民は税金を払わなくて良くなったわけですから、全然困っていません。喜んでいます。「財政に穴があいた」と陳謝してる総理大臣もいますが、税金を使うことばかり考える発想からは抜けられないようです。「小さな政府」にすればよいだけの話なのですが。「命の次に大事なものが道路」と声高々に叫ぶ政治家の皆さんは、道路を作ることがプライオリティ1な訳ですから、気にせず「作れ!」と宣言すれば良いじゃないですか。教育や医療、国防、治安、環境よりも「まず道路」と堂々と主張すべきです。何せ命の次と思っているわけですから。
さて、シリーズもの。建屋の建設は木曜日からとなりました。現在は灰汁抜き中。水にミョウバンを少しだけ溶かして浸している状況です。もちろん、ペンキは塗るつもりなので、灰汁抜き不要とおっしゃられる方もいましたが、念のための作業です。



3月31日(月) 晴 4度〜7度 <近畿地区愛鱗会品評会後記>

先週末の土曜、日曜と兵庫県で開催されました近畿地区愛鱗会錦鯉品評会に行ってきました。開催日は日曜日だけだったのですが、少しだけ遠方になると言うことで、前日(土曜日)の夕方に現地に乗り込み、当場で預かっています(兵庫県の)Wさん所有の鯉3本(当場産紅白及び丹頂三色及び他家産白写り)と他1名方所有鯉(当場産紅白)を先行してプールの中に泳がせておきました。朝方は未だ冷えると考え、キャンバスプールの周りと上部に緩衝材で使用されるエアキャップ(プチプチ)をぐるぐる巻き、防寒対策としました。そのおかげで、当該プールだけは、吹きさらしの他のプールよりも翌日朝では2度ほど水温が高かったように思います。当場では、室内池で過ごしてきたものですから、鯉への負担を考えるとても安価な防寒対策になりました。
左の写真は、大会当日の模様です。強くはありませんが弱く冷たい雨が朝から降く大会で関係者の方のご苦労は大変だったと思います。
さて、表紙にも写真を掲載しましたが、Wさんの紅白は成魚の部の総合優勝鯉となりました。又、丹頂紅白も65部の種別優勝と特別賞、白写りも45部の種別優勝と3本の鯉が入賞することが出来、本当に嬉しい限りです。特に、65部は紅白だけで17本の出品があったそうで、本審査前の管理人と管理人の仲間内だけによる「勝手審査」で優勝とみなしていたものの、本審査の結果がでるまでは期待と不安が入り混じりの緊張状態でした。当該鯉を所有いただき、出品していただきましたWさんはじめ関係者の皆様には本当に感謝申し上げます。当場が戴いた賞ではありませんが、約3年間大事に飼育した鯉がとてもよい評価を受けたことはなんともいえない感覚です。

3月27日(木) 晴 1度〜11度 <どれほどの差?>

鯉を見る力(眼力)について時々思うところがあります。プロの生産者としては、当歳、2歳で「この鯉がどうなるのか」を判断しなければいけません。将来性がある鯉を安く売ってしまえば大損ですし、将来性の無い鯉を高く売ってしまえば、お客様の信頼を失います。現状の姿と鯉の行く末を加味しながら販売するのがプロフェッショナルと管理人は考えるわけです。
そこで、時折「○×さんは鯉を見る」とのお話を聞きます。現在の姿を評価する(品評会の審査のようなもの)ことはそれほど難しいものでは無いでしょうから、「鯉を見る」という表現は、将来を予測できると言うところになります。もし、100%の確率で鯉の行く末を見ることが出来る人がいるとすれば、その方は間違いなく大富豪となるはずです。将来化ける鯉を当歳、2歳のうちに買ってしまい、飼育すれば良いのですから当たり前の話です。ですが、現実にはそのような方はいません。「鯉を見る(見れる)」という人は、将来良くなる鯉を当てる確率が高いということでしょうか。では、「どれくらいの確率か?」という議論に入りますが、管理人は野球の打率のようなものではないかと考えます。イチローのような大打者はほぼ3割5分ヒットします。出来の悪い打者だと2割ほど、(実際には無いですが、アマチュアがプロのバッターボックスに立てば)0.1割ほどの確率でヒットするというところでしょうか。要はどんなに優秀なバッターでも10回に6,7回は凡退するということです。鯉も同様で、10本購入し、3本良くなればこれは大変優秀なことではないかと考えます。アマチュアならば100本で1本と考えればプロはすごい確率です。管理人の実力はいかほど?と過去を振り返ると、3年前に購入した鯉はほぼ全滅。まだまだアマチュアです。2年前、去年購入した鯉は未だ結果を判断することは出来ません。今年の秋には十数本は結果が出るはずですから、そのときにでも振り返るつもりです。
さて、久しぶりのシリーズもの。型枠が外され、コンクリート池が姿を現しました。型枠固定のために開けた穴や壁の修復に入ります。


3月26日(水) 晴 6度〜11度 <予定>
ポカポカ日和は灯油を使わないのでとても助かっています。春を迎え、当場も今後の予定をポツポツと決めてきています。(あくまでもボンヤリとしたものなので、変更はありますが・・・)4回目を迎える仔取りは、(気候も見なければいけません)5月10日前後とし、(新潟の方のサポートを得ながら)野池入れも同時期に続けて行うつもりです。そのため、当歳の餌は野池入れの3週間ほど前には切る必要があるため、4月20日当りでしょうか。餌を切ってしまえば、鯉の移動も出来るため、ゴールデンウィーク前から一部当歳の販売をします。残っている数もたいしたことが無いのですが、ほとんど「立て用!」しかいません。水槽で飼育する大きさは既に超えてしまっています。昨日、某流通業者向けオークションに出展する当歳の池移動を兼ねて、6本の当歳を池から揚げましたが、一番小さいもので41cm。大きいものは46cmを超えてしまっています。今後も5月までには伸び続けるでしょうから、販売できる時には、平均43〜45cm程です。是非、「2歳立て」を味わって欲しいものです。今年は、野池を奈良県、三重県、新潟県にかなりの数と面積の野池を確保しました。全て薄く飼育するつもりです。「鑑賞することのできない鯉」を買うことを理解しがたい方もたくさんおられると思いますが、池揚げを一度体験されるのもオツなものです。是非ご覧戴き、秋の姿を想像しながら当場に預けていただきたく思う管理人であります。


3月24日(月) 晴 9度〜13度 <大連立構想>
色々な鯉屋さんを見てきましたが、ほとんどが家族経営のほのぼのとした感じです。従業員を10人以上抱える鯉屋さんというのは全国広しといえども両手は絶対にいないでしょうし、もしかしたら片手にも足らないかもしれません。経営の観点から言うと大規模化をもっと推し進めるべきです。管理人が考えるに、生産から流通、販売まで複数の業者が合併したとするならば飛躍的に伸びる気がします。
新潟の生産者の有利(不利)について考えると、

−稚魚池をたくさん確保することができ、たくさんの当歳を生産することが出来るが、冬場の加温飼育には豪雪地帯ということもあり適せないために、ジャンボ当歳などの生産は(不可能ではないが)困難(コストがかかりすぎる)
−立て鯉用の池は豊富にあり、2歳以上の夏場の成長については最高の環境であるものの、品評会用に仕上げるための室内池が不足
−既に「新潟=錦鯉」のイメージは定着しているために、販売面を考えると良い立地条件

てな感じでしょうか。どれもこれも日本海性気候が影響しているわけですが・・・・。管理人が考えるに、新潟の生産者と(当場のような雪の降らない場所に所在する)生産者及び流通業者が合併してしまえば、非常にスムーズに事が運ぶような気がします。まず、稚魚生産は主に新潟で行い、田上がり後、春までは当場が当歳を加温飼育を行います。春になり、秋までは立てる鯉は新潟で、仕上げる鯉は当場で飼育します。秋になり、販売する鯉は新潟に残留。品評会に向けた鯉は当場へ移動とこのようなサイクルを繰り返します。条件の良い場所で、コストのかからない良い方法で生産、飼育するわけですから自然と良い鯉は作れるような気がします。数社が合併するわけですから、資金力もアップし親鯉もレベルアップすることが確実です.
生産者は生産に主眼を置くべきですから、流通業が得意な方にも参加していただき自社生産鯉を安価に販売します。既に、広島の阪井養鯉場などは一社のみで全ての仕組みを仕上げてしまっています。
小規模生産者が打倒阪井の旗を揚げるには、複数まとまることしかないように思うのです。但し、新潟の小規模生産者だけが集合したとしても、絶対的不利な立地条件で広島には負けてしまいます。
職人気質の方が多い鯉屋さんですから道のりは困難です。誰か第三者が会社を起こしてもらい、複数生産者が無償で施設と親鯉を提供する代わりに、その会社の株主として役員なりに名を連ね、従業員として自分のためだけでなく、会社のために従事すれば事は終わります。宝くじ的要素の強い生産を止め、規模を大きくして効率よく鯉を生産し、販売すれば未来は明るいものとなります。管理人は、鯉が好きなだけですから、生産には興味があるものの、会社の経営には興味が無く、度量もありません。このようなプロジェクトを立ち上げてくれる賢人が表れれば喜んで参加させていただき、一従業員として、選別とネット販売管理くらいはさせていただくのですが・・・・。無理かな。


3月21日(金) 晴 5度〜11度 <諸々>

ダイアリーで記している気温は奈良県宇陀市の気温を記していますが、「本当に11度しかないの?」と言った感じです。当歳池はもちろんのこと、加温していない室内池の水温も20度前後まで上がり、室内にいるときはTシャツ1枚で十分に快適に過ごすことが出来ます。
さて、本日は広島の谷口養鯉場の代表の方に(突然でしたが)ご来場いただきました。以前、雑誌で見たことがあった程度の認識しか持っていませんでしたが、新進気鋭の鯉屋さんです。未だ生産は始めたばかりらしいですが、既に大きな賞も受賞されているようです。親鯉も97cmの近畿地区で全体総合をとったメスを使っているらしく、これからがとても楽しみな鯉屋さんです。4月の成田養魚園のオークションにも出品するらしく、(当場もそうですが)歴史の無い鯉屋がどのような評価を受けるのかはとても興味深いところです。
写真は、池建築シリーズものです。本日の午前中に生コンを流し込みました。コテ仕上げしている風景を掲載していますが、これから1週間ほど養生させる予定となっています。ちなみに建屋の建設は4月1日からを予定しており、1週間ほどこのシリーズの紹介はお休みになります。




3月18日(火)  晴 −1度〜15度 <決めるのは・・>
管理人の日課の中で、池までの道中テレビを見ることが多々あります。最近は、国会中継ばかりを見ているわけですが、質問も答弁も紙を見ながらの棒読みを繰り返す日本の最高意思決定機関には空いた口が塞がりません。管理人が小学校だったころの国語の時間を思い出します。生徒が立って教科書を読んでいる姿そのものです。あれならば、管理人の息子にも答弁はできます。
毎日、政治家がバラエティ番組に出演しては、「十分に議論が必要」だとか「問題点を洗い出して解決策を見つける」とか「役所には厳しくチェックするするよう指導する」とか「アメリカと連携をとる」とか空虚な発言を繰り返し、要は「何もしない」を宣言するだけ。「政治家=(肩書き付)評論家」に見えてしまいます。
熟慮の上実行することは重要なことですが、熟慮を繰り返しても何も成果は得られません。どんなに考えようと決断は一瞬です。(体の異常に例えて言うと)骨折のようにギブスをして時間が解決してくれるような怪我ならば、何もしなくても大丈夫でしょうが、今の日本は「いくつかのどこかの内臓器官が徐々に弱ってきている状態」のような気がします。お医者さんである議員先生は検査を続け、検査が終わると検査結果を元に議論を続け、議論の結果の先には再度検査をし、そして又議論すると言った感じでしょうか。「早く治してくれ」と患者さんが叫ぶと、「検査(議論)が不十分」と実行を先送りし、体にメスを入れることはおろか、投薬も注射もしません。要は、(責任を問われる決断をせず)時間稼ぎをし、内蔵が復活することを願っているのが現状のような気がします。国の動向処方については、個人が責任を取れる範囲を超えています。ですから「(取れるはずも無い責任だけれども)責任は私が負うから手術をします」と宣言できないものでしょうか。失敗したら失敗したで謝って消えればいいじゃないですか。政治家の人は頭を下げるのは慣れているのですから・・・。何もしないで、死ぬのを見守るのは最低最悪です。
管理人は真反対です。短慮です。あまり考えずメスを振り回すタイプです。鯉屋を始めるに当っても、「儲かる儲からない」の計画はほぼ皆無。実行してから考えるタイプで、これまでも友人から「お前は決め手から愚痴る」と何度も叱責を受けました。計画(未来)を成功させるか否かの最大要因は、「計画の優劣」ではなく「計画したことを一所懸命遂行するか否か」だと思うタイプです。鯉屋無謀計画についてもそう考えないとやってられません。「やる」と決めてしまったのですから・・・。


3月17日(月) 晴 0度〜15度 <仕上がり度ゼロ>

左の写真は、4月の上旬に開催される成田養魚園の生産者オークションに出品される予定の当場の鯉です。今月号の「鱗光」に掲載されているものを抜き出しました。もちろん名だたる生産者の鯉も並べられています。「第一陣興味本位」出品ですが、どのような扱いを受けるかは非常に不安です。鯉の年齢は(当たり前ですが)同じものの、鯉屋としての歴史が浅い当場は当日、’ぶちのめされる’結果となることも大いに予想され、戦々恐々状態となっています。写真で見ての通り、直ぐに品評会で使える代物ではありません。仕上がりはゼロに近い状態です。色揚げ飼料も未だ1粒たりともあげていませんし、「体作り」優先での飼育ですから仕方がありません。管理人好きの鯉なのですが、大きくしてから見せる鯉だと思います。(見せてくれると思います(信じます)・・・・・)
他の業者の出展鯉もパラパラと見ましたが、たいしたものです。「質が良さそうな鯉」「模様の良い鯉」もかなりの数が出品されるようです。「無名者の恥をさらし」な結果にならぬことを祈るばかりです。ただ、当日はたくさんの業者の色々な鯉を見ることができそうなのでそちらはとても楽しみです。



3月14日(金) 雨 9度〜14度 <小さく見える・・・>

毎日稚魚池を眺める日課が続く管理人ですが、稚魚が少し小さくなっているような気がします。小さくなるはずは無いので目の錯覚なのでしょうが、鯉が大きくなる過程では、横に大きく伸びる時期と縦に伸びる時期が異なるのかも知れません。横幅が伸びてくる時期は日に日に大きくなっているような感じがします。選別後数日間などは、餌が食べやすくなるためかも知れませんが、体自体がが大きくなっていく(幅がつく)のを実感します。その幅に目が慣れてしまうと、縦に伸びるにしたがって横幅が小さくなったように見えるのかも知れません。当場の今年の当歳の飼育法は餌を目一杯あげません。ですから、食べ残しはありませんし、浮き糞もほとんどありません。ですから水も汚れませんし、腹ボテになる当歳もいません。給餌量について言えば、感触で決めているところがあり、もう少し食べるかなと言う時には(思いついたときだけ)手で少しだけ餌を撒いています。過去3年の中で、加温飼育に要する餌量は今年が最低ですが、鯉自体の大きさは最高です。思い返せば、1年目などは、魚体重の数パーセントという数字に取り付かれ、むやみやたらと餌をあげていたような気がします。よく観察し、腹6分目くらいかなと思うところで調整することが鯉の飼育には重要かもしれません。
さて、シリーズものですが、型枠を組み始めました。意外と時間と手間がかかります。2日間で、池本体2面分しか出来ません。来週早々には型枠作業を終わらせたいと思う管理人ですが、少し難しいかも
しれません。


3月13日(木) 晴 4度〜15度 <冷えるものの・・・>

朝晩は未だ肌寒いものの、日中の日差しは暖かくハウス池のボイラーはほとんど回りません。池水は空気と異なり、寒くなると急激に温度が低下するものでもなくこの暖かさは(薪がほとんど無くなってしまったことを加味すると)本当に助かっています。
さて、今年も後1ヶ月ほどで仔取りに入ります。現在、稚魚池を2面増設中ですが、昨年まで使用していた(当場から車で30分ほどのところにある通称「丸山池」)稚魚池は、例年の如く、今年も水漏れしているようです。また、畦部分をペタペタと塗りこまなければいけないかと思うと本当に手間のかかる池です。ただ、稚魚の結果をみると、そこの池は「手間の割には・・・・」という印象をぬぐえません。稚魚池面数から現在残っている当歳の数を考えた場合、 ほとんどが数面(4,5面)の稚魚池から残ったものです。昨年は、計14面の稚魚池を利用したのですが、1本も残らなかったと確認出来るのが3面、ほとんど残らなかったものが5面、計8面の池は出来が悪かったように思います。(丸山池はその大部分を占めます) もちろん、カップリングの影響が色濃く反映されているわけで、「ズバリ当りました」と宣言できるような親鯉セットで産卵をすれば、6,7面だけの稚魚池でかなりの数の当歳が残る(できる)ように思います。ただ、「あたり腹」のみの生産は、理想ですが、そうは問屋が卸しません。
左の写真は、シリーズものの続きです。底面にコンクリートが流し込まれ、左官作業をしているところです。1日で上を歩けるようになると思いますので、型枠立てには直ぐに入る予定です。


3月7日(金) 曇後晴 1度〜6度 <暗くなるときも・・・>

人生色々とあるものですが、気分的に暗くなる時があります。そのほとんどが将来への不安というやつなのでしょうが、管理人もそれに’どっぷりと’はまっています。「考えても仕方が無い」とは分かっているものの、考えてしまうところが管理人の器の小ささです。ただ、管理人は既に40歳を過ぎており、残りの人生は(冷静に考え、これまで全身麻酔を必要とする手術を10回ほど経験しましたので)20年くらいが妥当な線ではないかと自ら予想します。そのうち、現役でバリバリと働ける時間を考えると、10年ほどでしょうか。残り10年が悔いの残らないものになるよう邁進するしか道はなさそうです。
さて、池工作シリーズも、いよいよ鉄筋が組まれ始めました。本日で、一応の全ての鉄筋は組まれ、来週には底の部分のコンクリートが流されるはずです。






3月5日(木) 曇時々晴 −3度〜4度 <年度末>

年度末になり、例年の如く道路工事が多いと感じるのは管理人だけでしょうか。
実は、管理人のオフィスの前には生コン会社の大規模プラントがあります。(全て噂ですが)不景気の煽りを受け、業績は悪化。経営者が1年ほど前から会社を整理するこを決めたそうですが、生コン関係は労働組合がしっかりしており、プラントの(地上20mくらいの)一番高いところに旗を掲げました。大きさは恐らく畳4畳半ほどあるでしょうか、赤い旗に大きな白い文字で「連帯」と書かれています。プラントの操業はストップしているにもかかわらず、車が数台必ず駐車されており、人の気配を感じます。労働組合の行動については賛否両論あるようですが、インターネットのダイアリーということで意見、主張はしません。ただ、一抹の寂しさを感じずにはいられません。管理人の会社の社員が同様なことをしたらと思うと背筋のあたりが寒くなります。「しみじみと真面目に仕事をしなければ」とその赤い旗を見るとつくずく思います。
さて、左の写真、シリーズ第三段となりました。「捨てコン」の上に配管が敷かれたところです。各槽から生物槽への配管、池のポン抜き、生物槽のポン抜きが整然と並べれられました。周囲の鉄筋は、(恐らく)明日から始まる、型枠工事に備え予め配置されたものです。当場のスタッフは(管理人とは異なり)とても優秀なので、数日中に型枠工事が完了するはずです。

3月4日(火) 曇時々晴  −1度〜5度 <国魚賞>

先日行われた全国大会で管理人の知り合いの方が、(鯉をはじめて数年しか経っていないのに)いきなり国魚賞を受賞されました。(もちろん当場生産の鯉ではありませんが・・・・。(涙))
昼食時にスタッフとの会話の中でふと出ましたが、考えて見るとすごいことです。恐らくその方が住まれる県で国魚を獲得された方はその方だけだったと思います。受賞が決まった夜はその方は、たいそう嬉しそうにお酒を飲まれていましたが、そりゃ嬉しいはずです。管理人は「おめでとう」を言う前に「(受賞が早すぎるから)辞退してください」と冗談を言っておきましたが、世の中にはそんな方もいるんですね。当場の鯉がいつか全国デビューをし、そんな大そうな賞を頂戴した際は、管理人も空中に浮くかもしれません。ただ、いつになるやら・・・・。
さて、写真は、現在建設中の池でして、通称「捨てコン」が底に打たれたところです。本日より、底水抜きなどの配管作業が始まっています。





2月28日(木) 曇時々晴 −2度〜4度 <あったらいいもの 2>

舌の根も乾かぬうちにとは管理人のことかもしれませんが、「あったらいいな」と思っていた池を「なくてはならぬものに」しました。左の写真は掘削がほぼ終了した写真です。大きさは、横が10m、縦が3.5mあり、深さは1.5mほどにする予定。10トン前後の池を1つに6トン前後の池を2つ作ります。本業(土建屋ではありません)の仕事が少し暇になり、スタッフの手が大分空いていましたので作業に取り掛かりました。掘削作業は、少し大きめのユンボを使用すれば、1日作業で終わります。明日には、基礎のベースとなる通称捨てコンを打つ段取りとなり、来週に型枠工事とコンクリートの流し込み、再来週には建屋工事となり、2,3週間で完了予定としました。当場近郊で池が欲しいなと思っていらっしゃる方がいれば、是非、ご用命下さいませ。とりあえず、仕事は早いです。(椎間板ヘルニアを患っている管理人は何も出来ませんが・・・・)折角ですので、池が出来るまでの工程をこのダイアリーの中で順次更新して行くつもりです。ちなみに、池のみの構造で作業スペースは(立地条件的に難しいので)ゼロ。濾過槽を全体の30%ほどとりますが、1槽(カキガラ)のみの単純構造。強制ろ過は設置せず、ハウジングのみで対応します。


2月27日(木) 晴 −1度〜2度 <あればいいなと思うもの。道路と池>

「良い鯉はできない」の言葉が身にしみる毎日です。「最高」と思われる鯉がいたとしても、それを上回る鯉が横に泳いでしまうと、少し複雑な気持ちになります。
さて、鯉屋稼業を宣言している現在、池は必需品です。絶対に無ければいけません。ただ、飼育本数が増えてくると「あったらいいなあ」と思う池が出てきます。室内池に限って考えると当場では小さな浅い池がありません。水深1.2mくらいで、展示や薬浴、産卵、孵化など多機能に使える10トン前後の池が欲しくなってきています。現状の池では一つ一つが少し大きすぎて不便なわけです。といっても、これは「あったらいいなあ」の世界の話で、無くても(少々)不便なだけで特に支障はきたしません。道路も同じことかもしれません。管理人の本業の主戦場は、田舎の(人口10万人弱の)小都市市街地に存在し、養鯉池はそこから20kmほど離れたど田舎の山の中に存在します。もちろん、この二つを直線的に繋いでくれる自動車道があれば便利でしょうが、あくまでも「あったらいいなあ」程度の話。現状でも、アスファルト塗装されていない道は、道中1mもありません。地方の小さな都市と鹿やキツネを時々見ることが出来る(当場のある)村とが舗装された道路で繋がっているわけです。世間では「地方の道路は整備されていない。遅れている。」と騒いでいる人はどこをどう観てそんなことをおっしゃってるのでしょう。「地方の道路は命」と騒ぐ著名知事が当場の主となれば、「あったらいい」の施設を作り続け、100トン1匹くらいの超薄飼が出来る施設を作りそうです。そのかわり、施設が出来た後、借金のために業の継続は出来なくなり、鯉もいなくなるでしょうが・・・・。
蛇足ながら、上の写真は稚魚池棟の昼間の様子。室温が下がる中、水温は24〜25度に保たれているため、湯煙がたち、温泉のようです。



2月26日(火) 曇時々雨 −2度〜8度 <こだわり>
ラーメン店で修行する若者に将来の夢はと尋ねたところ「自分のラーメンでチェーン店を作りたい」旨の回答が返ってきたそうです。「自分のお店を持ちたい」ではなく「チェーン店」とは・・・・。
管理人が大学に入学時、初めて訪れる関西の地で友人に連れて行ってもらい、以来20数年、現在は、自宅からは距離があるのでなかなか行くことはできないのですが、近くに行く機会があれば必ず立ち寄る某ラーメン店の社長さんに当場ご来場いただきました。色々とお話を伺っていましたが、管理人が(いつもたくさんの人が並んでいるお店ですから)「チェーン店を出せば必ず繁盛するのでは?」との質問には、「本店の味が出ない」と一言。続いて「(本店の)味はスタッフの力が合わさって出来るものであり、時にスタッフの一人が体調が悪くとも、他のスタッフがそれをカバーし、味をだすもの」「他に店を出すのであるならば、2,3人が本店で修行を積み、一人前になってから、その者がやらなければいけない」「ただ、なかなか、人ができない」とのこと。将に職人です。「手っ取り早く儲かればいいや」という考えは微塵もありません。来店いただくお客様の期待を絶対に裏切ってはならないという’こだわり’があり、その前に自分の納得行かないものは更に嫌という’こだわり’もあると推測しました。格好良いです。男前です。
(前述の若者の話で)「自分のレシピを教えてあげるから、あとはやって。だけどレシピ使用料は払ってください」と言うのとは雲泥の差です。
当場について振り返ると、「(スタッフ)人ができるできない」以前に管理人がまだまだ未熟です。管理人が出来ていません。日々勉強中です。’こだわり’について語ったり、プロと名乗るにはお恥ずかしい限りでございます・・・・。


2月20日(木) 晴 −4度〜5度 <撮影>
4月に某販売店で行われるオークション向けに当歳の写真を朝から撮影しました。なるべく良いものを出すべしと選りすぐったわけですが、選別から半月での成長に驚かされました。以前、「1日1mmの原則」をこのダイアリーに記しましたが、実際にはそれ以上かもしれません。特に、普段潜りがちな当歳は、どんどん良くなっています。
管理人自身はとても満足していますが駆け出しの鯉屋なだけにオークションに出され、世間からどのように評価されるかはビクビクです。
追)Wさま。切れ込みの紅白は38cmでした。当歳らしい体型で幼さを感じます。質は悪くもなく良くもなくといった感じでしょうか。流石に模様は番長でした。


2月19日(火) 晴 −3度〜4度 <ヒトと鯉>

「体の作り」について。ヒトの成長と鯉の成長で類似点があるのではないかと考えることがあります。これは管理人の体験談なのですが、同級生にH君という友達がいました。中学1年生まで管理人とほぼ同じ身長で、中学入学時には共に160cmほどありましたから、二人は同級生の中でも1,2を争う高さだったと思います。H君は中学生とは思えないほど筋肉質で、中学1年のころ既に指立て伏せができ、懸垂をやらせれば10数回も連続で出来るといほどのクラスのスーパースターでして、その身長とパワーを活かすためにバレー部に入部し、1年生のころから試合にも出場していました。対する管理人は、身長は同じくらいでありながら、懸垂など鉄棒にぶら下がっているのが精一杯であり、腕立て伏せも満足に出来ない貧弱な中学生でして、足だけは早かったものですから、陸上部に入部し、適度に練習をこなしました。さて、今日の話題はその後の経過でして、H君の身長は、中学入学時と同時にピタリと止まってしまい、3年生の時はバレー部で「小さな小さな大エース」と呼ばれることに。対する管理人の体は伸び続け、卒業時のH君との身長差は20cm以上まで拡大していました。
管理人の経験上推測するに、「小さいうちに筋肉をつけてしまうと身長の伸びが止まる」もしくは「小さいうちに筋肉質なものは大きくならない」ではないかと。鯉の場合で考えると、当歳のうちは当歳らしい幼さの残った体のものでなければと思うわけです。
左に、写真を掲載しましたが、当場の隣り合わせた2つの(親が違う)当歳池。左側の池は、餌を食べる時以外、潜りがちでゆったりと池中を泳いでいます。対する右側は、(水面下50cmに設置したジェットの影響で)水流が強い水面付近を泳いでいます。両池で泳いでいる鯉を比べると、(全てではありませんが)左側は、細長い感じで縦にグングン伸びている感じですが、右側は、体の作りが筋肉質で横にがっちりした感じがします。実際に体長が伸びているのは左側の池です。恐らく、左側は管理人、右側はH君の例となるような気がします。管理人は、その身長からか、これまで何百回も「身長はどのくらいある?」と聞かれているものですから、身長に対する意識は体験上高く、小学生の体を見れば、大きくなるか、そうではないかは大体の予想が付きます。
鯉もヒトと同じ生物と考えれば、「大きくなる鯉」というものが何となく分かるような気がする管理人であります。何となくですが・・・。


2月18日(月) −4度〜1度 曇時々晴 <当場の目指す姿>
漠然と「良い鯉を作出する」と言う目標では余りにも曖昧です。「目指す鯉屋の姿」像をイメージしていますが、なかなか言葉では表現しにくいところがあります。当場へご来訪いただくお客様の声等も参考に考えると、「立て」中心の鯉屋でしょうか。確かに、水槽や自宅の池で鯉を飼育、鑑賞するのも醍醐味の一つです。’品評会抜き’の飼育を否定するつもりは全くありませんし、管理人も家族の同意さえ得られれば自宅に池を作り、鯉を見て居たいです。
ただ、野池に預け、鯉屋さんに飼育を委託するところにも面白さはあります。管理人も、過去2年、秋の野池揚げを経験しましたが、池揚げ前夜の高揚感と池揚げの充実感(一部失望感)はたまりません。特に2歳立てでは、春の段階に比べ、ほぼ倍になっているわけですから、(良くなっていればの話ですが)楽しくて仕方がありません。そんな気持ちを同じくしてみたいというのが管理人の希望です。
ただし、「立て=全てがハッピー」というわけではありません。ネガティブ要素はたくさんあります。
野池預けには(多少ですが)リスクがあり、当場でも、数量で約5%ほどの当歳が池から揚がってきませんでした。また、「野池で飼育すると鯉が全て良くなる」という考えも間違いです。鯉は大きくなれば大きくなるほど欠点が目立ってきます。管理人も2年連続で某生産者から2歳鯉を購入し野池立てし、両年ともに、死にはしませんでしたが、明らかな失敗でした。まあ、これは見識眼の無さが成したことですが・・・・・。某鯉屋さんの意見では、「立て」て良くなり、翌年も又「立て」ようと思う鯉は全体の2、3割程度だそうです。

少し話は違いますが、管理人は4年間大学スポーツのコーチをしていましたが4年間優勝できませんでした。優勝校は1校だけですから、仕方が無いことですが、毎年とても悔しい思いをしました。それでも「何故、コーチを4年間もしたか」を自問自答した時、自分が出した答えは「一年に一度感情を爆発させたかったから」です。結果が良くても悪くても最後に泣けるのがスポーツの良さです。管理人の齢になると、感動して心から泣く機会がめっきり減るわけですから、とても貴重な体験でした。
「感情の爆発」までは行かないでしょうが、当場で鯉を「野池立て」していただき、「死んで泣いて」「病気になって泣いて」「悪くなって泣いて」くださいませ。管理人も一緒に泣きますので。ただ、それを遥かにしのぐ感動に廻り合う時もありますから。


2月13日(木) −4度〜−1度 曇 <激寒中>

遂に0度を超えない日となりました。池に行きたくても路面が凍結していると言うことで近寄れません。太陽が昇りサンサンと照らしてくれることを祈るばかりです。
さて、話はガラリと変わりますが、昨日、外資系証券会社の人と話す機会があり、簡単に言うと「お金持ち」について話を弾ませました。(証券会社の)彼曰く、「金満大国ニッポン」は既に終焉を遂げているそうです。外貨準備高などの数値では中国とは大きく水を開けられ、市場という観点からも、日本の(役所の)金融サービスが余りにも酷い為に、外資は見切ってしまっている。ただ、日本人の中国嫌いがそれを認めたがらないだけなのだと・・・。そう言えば、TOBという言葉が一時流行語のように紙面を躍らせましたが、最近ではほとんど見かけません。要するに、外資が日本の会社を買わないわけです。多くの会社が、「自社の株を買ってもらい株価を上げてもらいたい」と思いつつ、「買収されるほどたくさんの株は保有しないで欲しい」という世界ですから見放されるのは当たり前です。企業経営者もマスメディアも買収防衛作ばかり語り合うよりも、買収されるような会社に仕立て上げることが第一義だとは思うのですが・・・。
鯉の世界も、全国大会の上位入賞者は、外国人が占めるようになりました。日本の経済とこちらも関係があるようです。管理人も、大会のプールを見て回りましたが、外人さんのプールは入賞して移された鯉が居なくなっていても凄かったです。


2月12日(火) 雨時々雪 1度〜3度 <愛犬ラブ号>

休日といっても鯉の世話に出かけてしまいます。「別に1日や2日しなくても大丈夫」と頭では分かっていても、当歳池のポン抜き、強制ろ過の逆洗、少しでも灯油をセーブしようと薪ボイラーへの薪の投入などをしに自宅から車で約40分離れた池まで通います。以前は、管理人の子供を連れて行ったりしましたが、最近は誘っても即座に「NO」の返事。鯉には全く興味を示しません。一人で車を運転し、一人寂しく池で作業をするのも寂しいので、最近は我が家の愛犬ラブ号を車に同乗させています。ラブラドールという犬種はとても賢く、管理人の傍を離れませんし、命令を忠実に守ります。室内池でも決していたずらはしませんし、オシッコもしません。「待て」の声をかければ、じーっと座っていますし、管理人がソファで休んでいれば同様に横に伏せの状態で眠っています。むやみやたらに走り出すこともありませんし、呼べば必ず戻ってきますので、池のある敷地内では放し飼い状態です。世の中年男性も同様の体験を積んでおられる方も多いかと思いますが、家族でご主人様の言うことを聞いてくれるのは、我が家ではこの子だけとなってしまいました。 



2月7日(木) 曇時々雪 −2度〜2度 <水温計>
1週間ほど前、当歳池の一つの池の水温計を見ると21度。温度センサーでは25度に設定してあるはずなのに、余りにも差があり過ぎる。ボイラーもチョチョコ動いているために、センサーの故障かと思い、設定温度を30度のところまで回し、ボイラーの能力も少し上げたのに、昨日確認してもやっぱり21度。「寒さのせいで水温も限界かな」と思いながら稚魚池を座りながら見ていると、お尻がポカポカしています。「結構、暖かいはずなのに・・・」と思いながら、それとなく池の水を触ってみるとやっぱり暖かい。「もしかして」と思い、新品の水温計を付けてみると、きっちり30度ありました。何と、一番単純な装置である水温計が壊れていたわけです。早速、センサーとボイラーを元の設定に戻し、事なきを得ました。、池の世話の80%以上は「強制ろ過」や「エアレーション」「ボイラー」など機械がしてくれるわけですが、その上の管理は人間の「感性」をフル活用しなければいけません。数値だけ頼るのでなく、水の管理は人間の目が一番重要なことを痛感した出来事でありました。でも、水温計とは・・・・。日本製だったかな・・・。


2月6日(水) 雲一時雪 −3度〜3度 <何をすればいいの?>
全日本の大会も終わりました。当歳の選別もほぼ終了。室内池の水はとても順調で大掛かりなメンテナンスは不要。多忙依存症の管理人にとっては辛い日々です。同じ症状を持つスタッフにとっては更に辛いかもしれません。薪ボイラー稼動中のため、薪の保管場所からボイラーまで軽トラで薪を運ぶも、そんなに多くの薪を必要とするはずも無く、それでも、仕事といえばそれ以外あまり無いので、常にボイラーはフル稼働中。おかげでA棟は40トン池3面を加温するもほとんど灯油を消費しない状況。ちなみに、薪は廃材を利用しているので、とてもエコです。産卵も野池移動もまだ数ヶ月先ですし、今の時期の鯉屋さんは何をしているのでしょうか。一昔前までは、新潟では、儲かってる鯉屋さんは、この時期パチンコ屋さんに集合していたそうですが、ギャンブル苦手の管理人はそこまでの余裕はありません。兎に角、お客様の少ない当場ですから、今の時期にご来場いただければ、管理人スタッフ総出でご案内いたします。


2月5日(火) 曇時々晴 0度〜2度 <何回目やら・・・>

表紙の写真も変えました。管理人は関西に住み着いてから20年以上になりますが、これほどの大雪は初めてです。これでも未だ何ぼか溶けた方です。品評会に出展した後の鯉の持ち帰り時には、一面が銀世界になり、スタッドレスを履かない4WDでは坂を登ることが出来なかったそうです。スタッフはご苦労様です。
さて、もう何度目か・・・、数えるの煩わしくなってきた当歳の選別をしていました。体の作りや大きさなどで池を分けましたので、選別と言うよりも区別と呼ぶ方が当てはまっているもしれません。(管理人が考える)「立て向き」と「そうでないもの」に分ける作業です。「そうでないもの」が決して劣っているわけではありません。中には、ものすごい模様をしている当歳もいましたので、そちらも楽しみです。前回の選別から1ヶ月経過しており、当歳も順調に伸びています。「1日1mm」の原則通り、平均で3cmほど大きくなっていたように思います。40cmオーバーの当歳も決して珍しくなく、3割程は超えていたと思いますし、大きいもので43cm。小さいもので37cm前後。平均で40cmというところでしょうか。1ヶ月見ない間に、(模様は変わりませんが)良くなっているものは本当に良くなりました。薄飼をしているため、腹ボテの当歳は皆無ですし、尾筒にもしっかりお肉が付いている子もたくさんいます。今日現在で、「立て候補」は230まで絞りこみましたので、あとは野池に入れる5月までじっくりと体つくりをしていくつもりです。ちなみに、左の写真は、網で寄せた時の様子と、選別される前に桶に入れた当歳です。常に10本前後を泳がせ、体型や質を比べながら区分けしていきました。そのため、選別で見た本数は350本程度と少ないのですが、時間にして4時間程度かかっています。あと数ヶ月、室内池での成長を楽しみにしている管理人であります。


2月4日(月) 曇 −1度〜3度 <色々とあるものです>

全国大会を見てきましたが、流石にレベルは高いです。例年通り、室内展示で行われるわけですが、室内の蛍光灯の明かりの下では誤魔化しが一切効きません。艶の落ちるものは中羽に見えてしまいます。生産を志しているものにとってはとても怖い環境であります。左の写真の二本ですが、紅白が全体総合を獲得した阪井産。もう一方が、管理人個人的に全体総合だと思った桃太郎産三色。紅白はボリュームのある体型でいかにも「仕上げられてきました」という感じ。三色は、86,7cmだとは思うのですが、大きさでは紅白に劣るものの、自然な体型をし、この大きさにしては最上級の墨と紅を持ち合わせていました。当場では、このレベルの鯉を作出した経験が無いので、「どちらがすごい」等の評価はできません。両方ともにすごいです。