
ダイアリー10
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2月5日(火) 曇時々晴 0度〜2度 <何回目やら・・・>
表紙の写真も変えました。管理人は関西に住み着いてから20年以上になりますが、これほどの大雪は初めてです。これでも未だ何ぼか溶けた方です。品評会に出展した後の鯉の持ち帰り時には、一面が銀世界になり、スタッドレスを履かない4WDでは坂を登ることが出来なかったそうです。スタッフはご苦労様です。
さて、もう何度目か・・・、数えるの煩わしくなってきた当歳の選別をしていました。体の作りや大きさなどで池を分けましたので、選別と言うよりも区別と呼ぶ方が当てはまっているもしれません。(管理人が考える)「立て向き」と「そうでないもの」に分ける作業です。「そうでないもの」が決して劣っているわけではありません。中には、ものすごい模様をしている当歳もいましたので、そちらも楽しみです。前回の選別から1ヶ月経過しており、当歳も順調に伸びています。「1日1mm」の原則通り、平均で3cmほど大きくなっていたように思います。40cmオーバーの当歳も決して珍しくなく、3割程は超えていたと思いますし、大きいもので43cm。小さいもので37cm前後。平均で40cmというところでしょうか。1ヶ月見ない間に、(模様は変わりませんが)良くなっているものは本当に良くなりました。薄飼をしているため、腹ボテの当歳は皆無ですし、尾筒にもしっかりお肉が付いている子もたくさんいます。今日現在で、「立て候補」は230まで絞りこみましたので、あとは野池に入れる5月までじっくりと体つくりをしていくつもりです。ちなみに、左の写真は、網で寄せた時の様子と、選別される前に桶に入れた当歳です。常に10本前後を泳がせ、体型や質を比べながら区分けしていきました。そのため、選別で見た本数は350本程度と少ないのですが、時間にして4時間程度かかっています。あと数ヶ月、室内池での成長を楽しみにしている管理人であります。
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2月4日(月) 曇 −1度〜3度 <色々とあるものです>
全国大会を見てきましたが、流石にレベルは高いです。例年通り、室内展示で行われるわけですが、室内の蛍光灯の明かりの下では誤魔化しが一切効きません。艶の落ちるものは中羽に見えてしまいます。生産を志しているものにとってはとても怖い環境であります。左の写真の二本ですが、紅白が全体総合を獲得した阪井産。もう一方が、管理人個人的に全体総合だと思った桃太郎産三色。紅白はボリュームのある体型でいかにも「仕上げられてきました」という感じ。三色は、86,7cmだとは思うのですが、大きさでは紅白に劣るものの、自然な体型をし、この大きさにしては最上級の墨と紅を持ち合わせていました。当場では、このレベルの鯉を作出した経験が無いので、「どちらがすごい」等の評価はできません。両方ともにすごいです。
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1月31日(木) 曇時々晴 −1度〜2度 <東へ>
週末に行われる全国大会のため東京へ向かいます。ホームページの表紙に掲載済みの3本も本日搬入します。管理人も、本日午後より東京へ向かいます。全国大会ではたくさんの鯉が出品、出展されることでしょうが、何よりそれらを見ることが最大の楽しみであります。管理人は、都合により、土曜日の昼までしか会場に居ることが出来ません。他のスタッフ2名は日曜日の搬出まで会場で待機することになります。会場にお越しの方は、是非声をかけてくださいまし。
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1月29日(火) 曇時々雨 −1度〜6度 <ボイラー能力>
本当に寒い日々が続いています。当場には室内池が4棟ありますが、そのうち、来年の立て鯉用として利用しているB棟では、一切ボイラー等の加温設備はありません。そのため、とうとう水温が10度を割り込むようになって来ました。日中でも8度前後ですから、一番寒い時はそれ以下だと思います。キャベツを浮かべているから泳いでいるものの、何も与えなければ底にじーーーっとしていることでしょう。
又、ボイラーで加温している池でも、設定温度の達しない場合が出てきました。当場の加温施設は、サーモセンサーによりある一定温度以下になるとボイラーが稼動し、その温度プラス2度になると停止すると言う仕組みです。暖かいお湯を直接池に注ぎ込む方式ではなく、ボイラーにより暖められた水が(池の中の)パイプの中を通ることにより間接的に池に熱吸収させる方法です。ただ、パイプ内を通る水の温度は上限が定められており、60度を超えた場合、ボイラーは自動停止し、60度以下になると再稼動します。ただ、この寒さで、一日中、パイプ内の温度を60度に保ったとしても、池の水温は23度が限界で、それ以上は上がりません。能力の限界の寒さになってしまっているわけです。まあ、仕方が無いことです。曇り空は、室内池にとっては天敵以外何者でもありません。多少、気温は低くとも構いませんが、お天道様が顔を出してくれることを祈る管理人です。
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1月28日(月) 曇 −5度〜1度 <日本人かな・・・>
先週末に、外人2人組が当場に、買い付けに来たわけですが、管理人には外人コンプレックスがあるのか、丁寧に対応してしまうとろくなことになりません。英語の学校に少し通っていた経験もあり、片言の英語で話す時間はとても楽しいように感じましたが、流石に3日間ともなると煩わしくなります。英語圏で生活する方は英語が全世界共通言語と思っているのかと思います。夕食を一緒にとっている時に、「Thank
you」「Hello」は日本語では何と言うのか?と質問されたので、いい加減飽きていた管理人は、「おおきに」「まいど」と関西弁を教え、新潟のレストランでは、怪しい外人が、ウェイトレスさんに向かって、「まいど」「おおきに」を連発していました。まあ、嘘ではありませんから・・・。
また、彼らの発する英単語を聞いていて、久しぶりに中学時代の比較の文法を思い出しました。どこの鯉屋さんに言っても「cheap」「cheaper」「cheapest」の三段活用をします。訳せば、「安いの」「もっと安いの」「一番安いの」の連呼です。買わないのに、平気で鯉を見せろと鯉屋さんに指示します。連れて歩いているこちらが恥ずかしくなってきますが、彼らは平気です。もう二度と外人さんは、知り合いの鯉屋さんへは紹介しまいと自身に固く誓った管理人です。
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1月22日(火) 曇時々晴 −4度〜5度 <使用前使用後>
久しぶりの雪は、普段ほとんど降雪がない地域に住んでいるものとしては綺麗でもありやっかいでもあります。当場の室内池は山間部に所在するため、もし行ってしまった時、いくら4WDの車だといっても身動きが出来ない危険を感じ、昨日は久しぶりに鯉詣でを中止しました。ハッキリいって数日くらいならば放っておいても問題ありません。稚魚池に入っている本数が少ないため水は濁りませんし、餌も、給餌機に満タンいれれば2,3日は持ちます。気がかりだから行ってしまう訳ですが、流石に早朝は路面が凍っていて怖かったです。
さて、左の写真は、餌を食べられない2歳以上に与えている白菜の投入前と投入後です。「白菜は水に浮くもの」と思っていた管理人ですが、白菜の根の部分だけになると水に沈みます。沈んだ白菜は、網で掬いとって役目終了です。さて、まだ葉を蓄えている白菜も、約半日程度でほぼ坊主となってしまいます。その後も食べ進められ、2,3日で撃沈されます。ガッツリと白菜に戯れる鯉の写真も掲載しておきました。白菜をあげる一番の目的は、鯉の運動のためです。この時期、水温が低くなるとどうしても池底にじーっとしてしまいます。動かないのは構わないのですが、数日から数週間も動かないことによって出来る肌荒れが問題です。ですから時折、白菜を(文字通り)餌に運動させています。ちなみにこの白菜、1個150円なり。近くの露地売りの店では小さいものを50円で売っているのですが、思い切って150円の大きいやつを買いました。
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1月18日(金) 晴 −3度〜4度 <株価下落>
ものすごい勢いで株価が下落しました。昨年の夏に比較して25%もダウンしたと言うことですからとんでもない下がりようです。ただ、PBR(株価純資産比率)という「企業の純資産(資産−負債)」と比較した比率をみても、既に株価が純資産以下となることを示す1倍を割った銘柄が数多く見られ、非常に割安な状況になっているようです。管理人に資力があればここは勝負の時なのですが・・・。錦鯉の世界も同様に、不況です。もし、(絶対に出来ませんが)当場が株式公開していたら、恐らくPBRは0.1くらいかもしれません。その前に管理人は株主から確実に解任されていることでしょう・・・。
さて、写真の少ないダイアリーもつまらないと言うことで、チョコっと室内を撮影してきました。左側のボイラーは昨年から導入した「薪ボイラー」です。もちろん燃料は薪のみ。本業で材木くずが集まる仕事をしているため、薪には苦労しません。そして、このボイラーの特筆すべきはその能力です。薪を投入しなければならないため、昼間しか活動していませんが、この1台で160トン池を20度まで上げてくれます。同じ大きさの池の水温が11〜12度前後ですから、優れものです。水量が多いと水温が上がるのも下がるのも時間がかかります。昼間に暖めるだけで、翌朝火を入れる段階になっても水温は18度程度をキープしてくれます。更にいうと、160トン池だけの加温では未だ余剰能力があることが判明し、もったいないので、ボイラーの配管を40トン池3面にも延長することにしました。これで、40トン池3面が全て20度前後にキープしてくれることでしょう。現在稼動中の灯油ボイラーの負担が大幅に減るはずです。(願望半分。)もっと早くすれば良かったと思うところはありますが、取り合えず冬の間に気が付いて良かったとします。そして、その左の写真は、C棟の当歳たちの様子。大きくなるにつれ、人懐っこさが無くなり、人を見ると、沈むようになってしまいました。少し前までは、気配を感じると、我先に寄ってきたものですが、今は遠くに逃げる感じです。思春期か?「お前らも(管理人の)子供と同じ輩か!?」と思う管理人ですが、ただ、人に警戒心を持った鯉の方が成長が早いように感じます。「少し見ない間に大きくなった親戚の子供」のような感じです。「臆病=でかくなる」に因果関係あるのかどうかは不明ですが、網を曳くたびに思うのですから、事実でしょう。
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1月17日(木) 晴 −6度〜0度 <眠らせるべきか否か>
とうとう0度を超えない日となってしまいました。ハウス内にいると、あまり寒さは感じないものの、外は流石に寒いです。
当歳の選別をした後、(仕方が無いことですが)池を移される鯉が多数出てきます。前回は、今までで一番少なく、200本ほどだったのですが、24〜25度から20〜21度前後の池に環境を変え、少し密飼気味になると当歳は眠り始めます。前々回の選別時も同様のことが起きました。今回だけは、すばやく手を打ち、温度を上げ、塩プラスエルバージュ攻撃をしてあげると、1日〜2日ほどで見事に回復。一本も落ちることはありませんでした。明日以降、水温を下げていくつもりですが、この先、15度前後になっても、一度眠りの症状を起こした当歳は、弱ることがありません。まあ丈夫なもんです。問題は、選別で残ってきた当歳群。未だ眠らせていません。眠らせるべきか否か悩みました。眠らせるには、5面に分かれている当歳群を一面にまとめ、水温を下げれば、罹るとは思うのですが、春になってしまえば眠ることも無いだろうとの結論で今回は取りやめます。まず、大丈夫でしょう。
さて、久しぶりの写真は、もう直ぐ完成の新稚魚池で、当場内10番目となります。もう一つ、この隣にも造成中でして、当場内には11面の稚魚池(通称、てっぺんちょ池)が、ほぼフラットな状態で並ぶことになります。場外には7面の稚魚池(通称、丸山池)があるのですが、こちらは高低差が20mほどの棚田池であり、上り下りがとても大変です。日々管理しなければならない池ですから、近くでフラットで足場が良いのが一番です。てっぺんちょ池と丸山池では、給餌や管理するための手間は、10倍くらいの差がついてしまうでしょうか・・・。
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1月16日(水) 曇時々晴 −1度〜5度 <当歳飼育の変遷>
当歳を加温飼育して3年になります。経験を積むというか色々な情報を得た結果、飼育方法により異なる結果となっています。1年目は、取り合えず餌を与え続けました。「魚体重の3%」「魚の餌の消化時間は(23度で)2時間程度」「少々の浮き糞は仕方が無い」といったマニュアル的な考え方で育成したわけです。結果、平均40cmまでの当歳は出来上がりましたが、今から振り返ると腹に来ている鯉がたくさんいたような気がします。大きいけれども尾筒に肉が付いていない鯉を多数育ててししまいました。2年目は、「1年目の育成方法は正解」との認識で育成しましたが、水を駄目にしてしまい、幾度と無く、給餌をストップさせ、水を浄化させました。餌を与える期間自体が短くなってしまったせいもあり、結果は平均35cmほどだったでしょうか。細い体のあまり大きくない当歳は、雌雄の判定が難しく、その後、野池で十分に成育したものの、野池上がりでは、オスの大量出現をもたらす結果となりました。流石に、3年目に入った今年は、過去の教訓を活かしています。「魚体重の・・%」と言う考え方は全く気にしません。鯉の体型を見ながら給餌量を決めていますので一日に何グラム与えているのかは計測したことすらありません。雌雄を分かりやすくするため、又、体型の良し悪しを出来るだけ早く判断するために大きくするわけですが、鯉を大きくするにために、温度や給餌量だけに頼るのではなくスペースに主眼を置く考え方に変更しています。簡単に言うと薄飼です。そのため、現在のところ、お腹に来るような鯉はほぼ皆無ですし、水質も安定しているため、餌もよく食べます。先日のダイアリーでは「平均34cmくらい」と報告しましたが、とても順調のように思います。今年の当歳は過去に比べて雌雄の判定が容易で、オスと判断した鯉も既にたくさんでました。仕方が無いですが、全体の半分近くはオスでした。当たり前ですが、この3年間で一番順調に当歳飼育が出来ているのが今年だと思います。まあ、取り合えず当場も成長していると言うことが確認でき、素直に嬉しいです。
景気が後退しているせいか、テレビを見ていると人を非難することばかりが目立ちます。国や省庁のトップであったり、会社の役員であったり・・・・とやたらめったら電波を利用して人を
切りまくります。「そこまで言うのならば自分でやれ」と管理人は思います。鯉が悪い場合、管理人は自分で自分を責めますが、他人のせいには決してしません。(当たり前か・・・)
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1月15日(火) 晴 −7度〜2度 <その気に・・・>
寒波襲来で、灯油の目盛を見るのが怖い管理人です。昨日は兵庫県と奈良県から2組ご来場いただきました。寒い中本当にありがとうございました。ご購入いただきました当歳群については春まで、大きくしておきます。
なかなか外部の意見を聞く機会が少ない当場ですので、色々な意見を頂戴することはとても大きな意義があります。愛鯉家の方より、加温池から出された当歳たちを「全然悪いとは思わない」旨の感想を聞くと、ハネた鯉のレベルが高いということですから、とても嬉しく感じます。(「良い鯉までハネてしまったのかな」という一抹の不安はありますが、「そんなことは絶対にない」と信じ、素直に喜びます。)ただ、浮かれることなく、おごらず、自戒しながら育成していくつもりです。
さて、現在、当場内に10番目(当場外を含めると17番目)の稚魚池を作っているところですが、前回は、シートを使い遮水しましたが、今回は、地盤改良剤とベントナイトを使用し、遮水する工法を取っています。昨日の雨で、工事中の池にも水溜りが出来たわけですが、土だけだと長靴がずっぽりと全部入ってしまうくらいぬかるみますが、ベントナイト交じりの土は、数センチ程度ぬかるむ程度で、程よい遮水が出来ているようです。「雨降って土固まる」のベントナイトは便利な逸品です。
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1月10日(金) 雨 −1度〜10度 <減りました>
昨日の午後、本日の午前中と当歳の選別を行っていました。選別の基準は単純に「野池向きか否か」です。既に、600本ほどしか残っていませんでしたので、数時間で終わる作業ですが、じっくりと落ち着いて鯉を見るために、1池が終わるごとにブレークタイムを設け、目を休ませながらゆっくりのんびりと作業を進めていきました。先日のダイアリーの中で写真を掲載する旨を書きましたが、写真係をアルバイトの素人に任せたために、まともな写真は一枚も無く、今回の掲載は見送ります。
当歳はどうったったかというと、一番大きな当歳は39cm。大きいなと思われる鯉が全体の3〜4割ほどで36〜38cm。小ぶりかなと思われるものでも32〜33cm程度はあり、平均は34cmほどでしょうか。作業の目的は「野池準備」なので一番重視したのは体型です。これまでの選別では、200リットルの桶に鯉を数本入れ選別を行っていましたが、小さな視野だと体型の区別が難しく、判断が出来ません。(正直言ってどれも問題なく、’良く’見えてしまいます。)ということで、今回は500リットルの桶に7,8本ずつ入れ、適当に泳がせながら、周りの鯉と体型を比較し、「胸の張り」「腹の肉付き」「背骨のアーチ」「全体の作り」といったところを注意深く見ていきました。「模様と質は抜群だが・・・」という鯉もいましたが、今回はこれまでの選別の中で一番厳しく行い、気に入らないものは、外していきました。これまでの選別は、迷った時に「いつでも外すことは可能」という感覚でしたが、今回は別です。気になってしまう部分が少しでもあれば外しました。(何故か分かりませんが、今回の選別は強気になりました。)結果として、残ったのは約300本強。この時期の選別としてはかなり厳しく、4割ほどを外すことに・・・。選別後のプールはいつもの如く、スッキリとしています。現在、35トンの池には50本前後。70トンに池には100本ちょっと泳いでいるだけで、昨年の今ころと比べると、一本あたりの水量は倍以上です。残り3ヵ月、体型が崩れず順調に育成して欲しいと願う管理人です。
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1月10日(木) 晴 −2度〜7度 <選別>
本日午後から選別です。当歳池は間近で見えるために、大体のデキは見当がつきます。「抜けたものが何本いるか?」これが、一番の楽しみであり、不安なところです。短い、ダイアリーですが、出陣してきます。
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1月8日(火) 晴 5度〜9度 <将来など・・・>
年末年始とスタッフが休みのため、大晦日も元旦も無く鯉を見続けた管理人ですが、時々「錦鯉をしなかったら・・・」と思うことがあります。現状では、仕事の3割から4割を錦鯉のために割き、ここ数年錦鯉のために結構な額のお金を注ぎ込みました。「もし、錦鯉が存在しなかったらその時間と資金は何をしていたか」を想像するわけです。過去を仮定の話から想像するわけですが、恐らく、時間が余ってしまった管理人の生活は没落の一途を辿り、錦鯉に注ぎ込んだ以上の資金を他に流用して失敗していたと思います。人間は(というか管理人のようなタイプの人間は)考える時間(暇な時間)があるとロクなことをしません。自分でも分かっています。多分、巷で噂になっている先物や仕組債権のようなものにも手を出して取り返しの付かない失敗をし、ネオン街の明かりに晒されながらたくさんの人に騙されていたことと思います。酒を飲みすぎて肝臓を悪くし、運動せずにそう考えれば、錦後のおかげで、恐ろしいほどの失敗はせず、少なくとも、鯉を世話している間は、無駄なお金を使わずに済んだわけですから、未だ小さな赤字垂れ流すくらい我慢して、錦鯉に感謝しなければと思います。もうすぐ選別です。こんな楽しい経験を一応は無料で経験できるわけですから、少々苦しいことは我慢我慢です。
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1月7日(月) 晴 −3度〜5度 <新年>
今日から仕事始めとなった管理人ですが、新年の挨拶を今日だけで何回言ったことでしょう。節目節目でたわいも無い言葉を掛け合うことは、とてもよい習慣のような気がします。
管理人の今年の運勢は、とても良いらしいです。一昨年が最悪だったらしく、それ以降、運気は上昇中とのこと。占いは良いことしか信じない性格ですから、あまり意味を成さないかもしれません。運気があるということで、今年の抱負はなんと言っても良い紅白の作出に限ります。昨年末に(管理人不在の中、スタッフだけで)月刊錦鯉の取材をしていただいたのですが、その時に撮影した今年のメイン腹に考えているオスメスの写真が錦光出版から送られてきました。「体と質が良い」としか思っていなかったのですが、取材時に正確なサイズを測定したらしく、メスが93cm,オスは85cmもあったらしいです。数値を把握していなかったので、意外に大きかった数値に新年早々から思わず笑みがこぼれました。産卵が上手くいけば、期待の持てる当歳が誕生するはずです。まだまだ産卵までは半年ほどの期間がありますが、今からかなり楽しみです。間もなく選別に入る当歳も、体型が見分けやすくなるまでに成長してきました。池の中にいると小さく見えますが、選別時に掬い揚げてみると意外と大きいものです。選別時には幾枚かの写真を撮影し、ダイアリーにも掲載する予定です。
皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。
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12月28日(金) 雨 3度〜9度 <悩む方がおかしい>
左の写真で2歳鯉の紹介は打ち切るつもりです。最後が少し間抜けな写真ですが良い鯉だとは思いますので・・・・。
昨日、当場のスタッフと今後の計画と言うか見通しについて話をしていて、来年使う親鯉が話題にあがりました。「養鯉場としては、紅白だけではなく、少しは墨物にも力を入れないと、来てくれる人が満足しない」「紅白という品種は完璧を求める方が多く、三色や昭和のように変化に対して「期待と割り切り」で紅白を買う人はいない」とのこと。例えば左の写真の紅白。4段というか変化のある3段の紅白ですが、この鯉の魅力は体型のバランスと紅質です。とてもよい物を持っていますが、完璧を求める方に言わせると「2段目と3段目の白地が多すぎる」と言うことになります。(大きくなる体型ですから)「成長すれば模様なんぞ問題ない」と思う管理人ですが、外部の評価は少し違うようです。まあ、仕方が無いことです。管理人が責任を負います。
2歳ともなると体の作りを見分けるのがとても容易になります。当場の2歳立てで池から揚がったものは大きく4グループに分けられました。「1.オス」「2.胸っぱり気味や腹ボテ気味」「3.体型は良いが模様が単調」「4.体型、模様も合格」です。数量は、1>2>3>4となります。特に、2の中では体型は悪いですが模様は抜群という鯉はたくさんいました。4は僅かしか残りません。2歳で、行く末が決定付けられる確率が高いのが紅白なのかもしれません。紅と白しかないわけですから簡単に見分けられる代わりに、本当に良いものはかなりレベルが高くなくては認められないようです。
今年、当場は紅白の生産にほとんどの勢力を注ぎ込み、当歳のうち、三色は4,5本、昭和に限っては1本しか既に残っておらず、恐らく2歳立ての墨物は1本るかどうかという状況です。9割9分が紅白生産者となっています。来年は?となると多分、今年と変わらないでしょう。三色を作るかもしれませんが、「遊び」以下にするつもりです。色々な意見を聞くと、悩むのは当たり前なのですが、好きな品種が紅白なわけですから、好きなものを生産すればよいわけで、悩む方がおかしいです。
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12月26日(水) 晴 1度〜8度 <忙しいのでしょう・・・・>
「年末は忙しい」が定着しているように思いますが、当場に限ってはそうでもありません。むしろ時間がたくさんあります。管理人の本業の方では、確かに仕事量が10%程度アップしています。ただ、管理人の業界では忘年会はありません。ですから夜の忙しさは皆無です。又、「年末の大掃除を止めます。普段からコマ目に掃除を徹底してください。」と今年の夏ころに宣言しましたので、会社の大掃除はありません。年末年始で休みになる店も少ないですから、買いだめをする必要もなくなってきています。ほとんどの生活が普段と変わらない訳です。鯉の方はといっても、二歳以上は水温が12,3度まで下がり、底でじーーーっとしています。時折、動かす必要がありますから、本日から白菜を浮かべるくらい。濾過槽の掃除も普段よりかなり楽です。やらなければいけない作業と言えば、当歳池の面倒くらいでしょうか。多忙好きの管理人にとってはやや辛い時期を過ごしています。「南半球に稚魚池を作れば今ころは選別作業真っ最中。」等とくだらないことを考え、年始の休み期間中は、鯉を眺めているのだろうなと自分で自分を想像する管理人です。
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12月25日(火) 曇 0度〜8度 <需要と供給>
とある鯉屋さんの話を聞くと、錦鯉の世界は、現状では供給過多だそうです。ですから、「鯉が売れない」とボヤいておられました。錦鯉に魅せられてこの業界にどっぷりと浸かってしまった管理人にとってはとても悲しい話です。品質を落としさえすれば、供給はいくらでも増産可能ですから、需要が激減していると言うことなのでしょうね。この業界にとって需要を喚起する活動と言うのが一番大切なのですが、旧態依然としたやり方ではその打破はできそうにありません。以前、コイパークの管理人さんとお話をさせていただき、コイパークの一つの目的は、「錦鯉を飼育する方の底辺の拡大」とおっしゃっていました。とても崇高な考えです。駆け出し、初心者、未熟、弱小な身な生産者ではありますが、コイパークファンとして、応援しています!
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12月20日(木) 晴 −2度〜7度 <正月>
2歳の写真も連載してきましたが、年内いっぱいは紹介していこうとは思っています。その後は、正月が来てしまいます。元来、貧乏性の管理人は、家でのんびり過ごすことなどできません。本業の会社は6日まで連休が続いてしまうのですが、旅行にも行く予定がないため池に日参していることでしょう。休みが多すぎると感じてしまう管理人は少しおかしいでしょうか。
さて、鯉の見方で思うところ、一番は写真ではなかなか分からないと言うところでしょうか。本質を見ようと思えばやはり実物を見なければ分からないものです。実物を見たとしても、結局、鯉は比較の動物ですから、他の鯉と並べてみるのが無難なような気がします。2ヶ月ほど前に新潟で気に入った2歳の紅白を2本購入しました。値段を聞いてとても割安感を感じ、桶に入れた2本とも購入したわけですが、実物を見たときは、「何でこんな鯉を放すのかな」と感じ、満足して帰りました。そして、先日、久しぶりに当該鯉を当場の自家産鯉と並べて見ると、「こんなのだったのかな」と感想は変化。体型がおかしいとか奇形だとかのレベルの話ではないのですが、秀でた鯉とは見え無かったのです。流石に、鯉を毎日睨んでいる生産者だけあって、やはり値段相応だったのでしょう。まあ、自家産の体型の良い5本に入るのものと比べたわけですから、仕方が無い話です。鯉ハントには、少し浅めの広くも無く狭くも無いプールで、泳いでいる鯉の数も少なからず多からずといった状況で見るのがベストです。(残念ながら当場にはそういう池はありません)
何といっても泳いでいる姿が、優劣が分かり易いと思います。出来れば、迷った数本が近くを泳いでいるところを見れれば、判断する状況としては最高だと思います。桶に1本だけ入れた場合には、1割増くらい綺麗に見えてしまうので割り引いてイメージしなければいけません。
まあ、究極を言ってしまえば、一番は、信頼できる鯉屋さんかどうかと言うところでしょうか。
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12月19日(木) 晴 −1度〜6度 <日本式、中国式>
先日、中国で鯉を生産している友人と日本と中国の鯉の生産方法の違いについて話をする機会がありました。彼曰く「(日本から来ている(来ていた)鯉職人の生産方法は日本式だと」「中国式では、日本ほど捨てない」「日本式は無駄が多すぎる」とのことでした。まあお国柄ですから仕方がありませんが、管理人も生産1年目には、「何でこんなに捨てるのだろう」と疑問を感じていたので、彼の気持ちはよく理解できます。しかし、回数を重ねるにつれ、(産業用語で言うところの)「選択と集中」の大事さを痛感しています。結局、駄目なものは駄目なわけで、それを出来るだけ早く切らなければならないのです。その時期が早ければ早いほど、無駄がありません。「鯉の本質は4歳まで分からない」という方もおられます。まあそうかもしれません。但し、9割方は予想がつくので、「出来るだけ早く、良いと思われる鯉だけに集中する」と言うことが大事なわけです。当場では今年の2歳立ては、400本近くを立てました。但し、春までの大きさが35cm前後であったために、雌雄の判別が難しく、野池の中で稚魚が孵化してしまうやら、オスが大量に出てしまうやらで、来年も立てようかなという鯉は全体の四分の一にも達しませんでした。ある新潟の鯉屋さんでは、2歳鯉が1000本以上も出て、(結局はたいした値は付かないために)処分に苦労しているそうです。当場では2歳立てに予定している野池は大小合わせて7面ほどしかありません。少ない野池を有効に使うためには、加温飼育の中である程度の大きさにし、雌雄をハッキリとさせ、将来性を推察して野池に入れる鯉を厳選しなければならないわけです。
まとめると、「加温すれば、燃料代はかかるものの、野池の餌や野池の数そのものが少なくてすみ、池揚げ後に切る鯉も少なくて済む」「加温をほどほどだと、燃料代は少なくて済みますが、野池の数も餌の量も多く必要とし、池揚げ後、切られる鯉も大量に出てくる」の二者択一を迫られ、当場では、前者を選択したわけです。歴史の無い鯉屋ですから野池の確保は難しく、仕方が無い選択です。ジャンボ当歳だからといっても夏に死ぬことはほとんど無いですから意外と丈夫です。最近は、2歳以上の野池上がりの鯉は餌も食べずにジーっとしているだけですから、少々の密飼は問題ありません。当場でも、40トン池に50cm以上の鯉が100本以上入っていますが、全く問題ありません。稚魚池の充実が生産者には一番大事ではないかなと思う管理人であります。中国式に数を作るということでは、意味がありませんが、良い鯉を作るためのコストという観点では加温飼育はお薦めですけど・・・。加温せずに鯉が大きくなる手段があれば一番良いのですが・・・。
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12月17日(月) 晴 −2度〜7度 <駆け引きの少ない時代になりました>
母校のチームが一回戦で姿を消し、落ち込む管理人です。前回優勝してから20数年の歳月が経過しているわけですが、その間、毎年、飽きもせず、悔しさをにじませ、落ち込むわけですからスポーツと言うものは不思議なものです。
さて、首題の件ですが、価格高騰が続くあおりを受け、毎月のようにスタンドから値上げの催促が来ます。当然のように本日も来ました。鯉の加温に灯油も大量に消費しているために、1円2円の値上げでも痛いですが、ここ数ヶ月は痛みを通り越して感覚がなくなってきています。交渉の中で、ネットを開き、いくつかの検索条件を入れてあげると、どこのスタンドが○○円と直ぐにわかります。一番安いところと比較して、「うちは、こんなに使っているのに何でそこより高いの?」と言えてしまう訳です。まあ、相手が嫌がる質問を浴びせる管理人も嫌なやつです。性格上ネチネチと攻めることが出来ないので、一瞬攻めた後は雑談に終始ししてしまいます。一昔前のように、駆け引きをする会話のスペースが狭まってしまったのは少し寂しい気がします。昨日、新潟の鯉屋さんが当場においでになりました。新潟という土地柄、既にボイラーは回りっぱなしで、一冬の灯油代が300万円かかるとのこと。それでも、20度前後に維持するのが精一杯だとか。そんな話を聞き、当場でも調べてみると、1日に使う灯油が、最近寒くなってきたので、180リットルらしいです。1リットル90円とすると、16200円/日。暑い日も寒い日もあると換算して、80日間ほどで計算すると、約130万円。大体、春先に残る当歳が200本ほどでしょうから、1本当り6480円。流行言葉ではないですが(暖房代だけで)「どんだけ〜〜〜〜!」です。計算したことを後悔しながら、「絶対に良くなれよ!」と当歳をにらみつける管理人であります。
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12月14日(金) 1度〜5度 <自然美>
「偽」の文字がメディアで溢れていますが、錦鯉の世界に「偽」はあるのでしょうか。これは、管理人の見解ですが、錦鯉自体が究極の「偽」そのものだと思っています。美しい模様やキワの美しさを持った鯉は当然のことながら自然の世界では、目だってしまい、直ぐ鷺や他の鳥の獲物になってしまうことでしょう。美しいと言われる体型は、自然界のそれとはかけ離れており、やはり作り物です。錦鯉そのものは、自然美ではなく創造美そのものです。「生きる宝石」とおっしゃる方もいますが、錦鯉は進化を重ね、色や模様でも強く表現する時代になっています。宝石のように単色で見せるのではなく、宝石を組み合わせたアクセサリーといった感じです。そう考えると、近い将来、鯉師の名刺の肩書きに、「KOI アーティスト」「KOI アートクリエーター」などと記される日は近いかもしれません。横文字があまり好きではない管理人は、「鯉職人」と記したいですが、未だ(自己評価)錦鯉検定5級ですので恐れ多いです。
徒然書きましたが、今流行の「・・・・検定」と言うものが錦鯉の中であっても良いかもしれませんね。「品種を20以上言えたら8級」、「2歳の鯉を落とさず100m歩けたら5級」、「人工産卵を人の手を借りずに出来たら初段」とか色々あると思います。色々な項目が考えられると思いますので、もしこのダイアリーの読者の方は是非是非アイディアを送ってください。
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12月13日(木) 曇時々雨 6度〜10度 <拘り・・・>
管理人の一番嫌いなCMは女性用化粧品のドモホルン何とか・・。「当社は拘っています!」を全面に出したCMです。拘っているのは別に構わないですが、あそこまで自画自賛するような形で表現されるとうんざりです。確かに、数人の方に無料サンプルお試しセットの評価を訊いたことがありますが、皆、高い評価をしていました。物自体は悪くは無いものなのでしょうけれどもあのCMを見るだけでゲンナリです。管理人は男なので使うことはありませんが・・・・。当場は大きなこだわりはありません。稚魚池も野池も室内池も餌も飼育方法も選別方法も道具も全て普通です。他の誰もがやっていることと大差はありません。「室生養鯉場だけがやっている」というものはありません。全てが「普通」なのが当場の「拘り」なのかも知れません。「普通だね」言われても苦にならないですが、「鯉も普通ですね」と言われたら落ち込むでしょうね。
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12月12日(木) 晴 8度〜11度 <隠れ・・・>
本日は、岡山県から「TSUSHO 鯉 Farm」の先生方が当場をご訪問いただきました。何でも授業の一環として錦鯉を生産から販売を体験学習的にされているそうで、地元ではメディアにも取り上げられ大変な盛況ぶりとのことです。休暇を利用し、はるばる当場のような辺鄙な場所まで足をお運び戴きありがとうございました。ぜひぜひ、前述の企画授業は継続戴き、錦鯉について語れる人間の育成にがんばってくださいませませ。当場で何か役に立てることがあれば、そういう普及活動には積極的に参加させていただくつもりですので、何かありましたらお声をかけてください。こういう隠れ授業と言うかメジャーではないものが存在することは実に興味深いものです。
今の時期の養鯉場は多忙なのが普通です。昨日のブログでも書きましたが、ほぼ全ての鯉が野池から揚げられ室内池に集合します。販売するにしても、隠してしまうにしても、お客さんがたくさん訪れるのはこの時期をおいて他ありません。ただ、当場に限って言えば平穏そのもの。一週間あたり一組の割合でしかお客さんはお見えになりませんし、いらっしゃったとしても鯉を強く薦めもしません。恐らく、鯉を見る時間よりも、鯉について語っている方が多いのが当場の現状の特長です。「忙しい中すみません」というお言葉は必要ありませんので、近くに来られたらご来場くださいませ。
のんびり鯉を見ながら、ストレスを解消すると言うのは、鯉の持つ力ですが、それだけでは第一歩からの域を出ることは無いでしょう。もう少し楽しむためには、鯉の見分け方や品評の趣について少し知識を付けた上で鯉を鑑賞すると面白みが増してきます。実は、管理人は娘に、月刊錦鯉や鱗光を見せて品種を教えています。彼女が将来、ホテルや旅館などで錦鯉を見つけたときに、(周りの友達が)「綺麗な錦鯉」と言っている横で「まあまあの三色(サンケ)やね」と隠れ知識を披露する日を密かに楽しみにしている管理人です。
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12月11日(火) 1度〜10度 <直感で覚える作業>
一年で一番鯉を楽に見られる時期は今しかありません。当歳を除き、餌を切っているために水は透明感に溢れ、鯉も動きを遅くしています。写真でも数枚の野池上がりを撮影しましたが、やはり頼りになるのは記憶と言うことになるでしょうか。写真では、模様の把握は容易ですが、質や体型と言ったものを上手く表現することは難しいです。実際に見た感じを十分にこの時期に覚えていく必要があります。錦鯉を飼い始めた当初は、どの鯉も同じに見えました。模様を覚えること自体が困難だった時期もあります。3年目を迎えると流石に区別はつくようになっています。現在、B棟の野池揚がり池(160トン)には、2歳から4歳まで約70〜80本余りが泳いでいますが、「どこ産でどの池から上がったもの」「池揚がり時の質や体型」などはほぼ記憶にあり、前のことを思い出すことが出来ます。もちろん正確なデータとして寸法などは記録しておきますが、来年の野池上がりにおいて、大きさ以外でどのような変化を見せたのかはやはり記憶頼りです。例えば左の写真の鯉。(2歳のメスの紅白)現在の大きさは57cm。模様が単純なために写真写りが悪く ’並’の鯉に見えてしまいますが、管理人お気に入りの一本です。体高も十分にあり、背中に流れるアーチも素直なラインをし、尾筒周りも適度な張りを持っています。将来的に伸びる可能性が高いことを容易に想像できます。全く仕上がってはいませんが、紅は艶を持っており、肌質も繊細な綺麗さを持ち合わせています。2,3年後には大きく伸びる素質を持った期待の一本です。大模様ですが、大きくなればそこが見せ場になると確信しています。野池に入れるまでには未だ数ヶ月ありますが、何やかんら理由をつけて鯉をにらむ管理人です。
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12月7日(金) 0度〜10度 <先ずは鯉かな>
管理人は、かつて某外資系企業で働いていましたが、入社5年目(今から15年ほど前)の時に(恐らく日本で一番早く)リストラを行いました。創業以来、数十年業績を伸ばし続けた会社でしたが、単年度赤字になり、外部から社長を招き、構造改革を一気に推し進めたわけです。リストラの一環で行われる人員整理には、管理人は若かったために該当されなかったのですが、当時、部下なしの部長、課長といったクラスの方々が次々に会社を去りました。もちろん、退職金を大幅割増されていたので、円満に退職された方がほとんどだったように思います。
その結果、それまで稟議書をあげる際の承認数(印鑑の数)が一気に減り、社内はスピード感に溢れ、効率と言う観点から言うと、人がいなくなって仕事がしやすくなりました。お客様への対応も必然的に良くなりV字回復したことを記憶しています。リストラクチャリングの基本は、「ベター」を切り捨て、「マスト」を残すといったことです。「あった方が便利かも」と言うものをすべて廃止し、「絶対になければならない」を残すと言うことです。政治の世界では、「ベター」を強調しすぎます。(国家的財政危機状況にあるのに)今更尚、ベターを主張します。民間ではありえないことですし、民間ならとっくの昔に倒産しています。管理人の経験したリストラでは、当然のことながら、役員も大幅減となりました。役員クラスの方々の英断だったように思います。先ず、国会議員数を半減すれば、役人の方も理解してくれるのではないかなと思うのは管理人だけでしょうか。「政治は別だから、議員定数は一つも減らさない、但し、財政が苦しいからお前らの首を切る」という政治家の思いに誰が協力するでしょう。
当場は、養鯉業だけを見ると、完全なる大赤字です。将来的にも苦しい展望しか見えません。管理人の本業が右肩下がりになると、一番手に切られるのは鯉でしょうね。「良い鯉を作っているから直ぐに軌道に乗ります」とお世辞を言ってくれる方もおられますが、真意とはなかなか思えません。たくさん飼育しているにもかかわらず鯉ほど無駄なものを管理人は知りません。無駄なものほど面白い物はありませんが、所詮はベターの域を出ることは無いでしょう。鯉の将来のために、養鯉業、本業ともに、がんばらなくてはと思う管理人であります。
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12月5日(水) 1度〜5度 <ひと段落中>
当歳の選別も2週間ほど前に終わらせ、次の選別までにはまだ数週間の時間をおかなければなりません。二歳のうち数本の数枚の鱗が立っていたところの治療も数時間で終わってしまいます。夏のように、給餌の為に池をあちらこちら移動しながら撒くという作業もありません。室内池では、当歳池を除き、給餌することが無いために、水質は安定し、透明そのもの。これといってするべき作業が無い日々が続きます。スタッフたちは、新設中の稚魚池の手伝いにも行ってくれていますが、ほとんどを機械でするために、特別な作業もありません。一年で一番暇な時期なのかもしれませんが、まあ、ゆっくりと鯉を眺められる季節でもあります。「こんな時期があっても良い」と思う管理人ですが、多忙を好む管理人にとっては辛い日々でもあります。そろそろ自家産二歳の写真が尽きてきたので、撮影していない鯉でも撮ろうかと思案中です。(あまり鯉は動かしたくは無いのですが・・・)
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12月3日(月) 曇時々雨 <師走に入りました>
時は師走。年の瀬を迎えようとする慌しい動きが出てくるはずなのですが、当養鯉場はいたって平穏な日々を送っています。世に名前が知られていないわけですから、お客さんが訪ねてくるのは本当にまばらです。鯉もどこかに旅立っていくことがありませんから、ほぼ、秋の池上げから変化がない状態。普通の生産者であるならば、展示された後に、良い鯉から流通業者やら個人やらへ旅立っていくことが多いわけですが、当場にはその気配すらありません。「もしかしたら、鯉の展示している質と量では全国有数の生産者かも・・」とスタッフと話していましたが、要は出荷されていないと言うことです。出て行ってしまうのも寂しいですから、半分嬉しいやら、半分心配やら・・・。まあ適当にやっていくつもりです。
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11月28日(水) 曇 6度〜8度 <いい加減>
某有名タレントのブログが一時中断したらしいです。人気サイトであるため、毎日の更新はもちろんのこと、話題性に飛んだものを提供しなければならないという脅迫観念でもあるのでしょうか。このサイトも開始から3年が経ちましたが、不完全主義者の管理人はブログの更新については「いい加減」です。できれば、’いい’のところにアクセントを置いていただき、肯定的な意味合いで理解していただきたいと思います。
さて、稚魚たちも30cm前後に成長し、雌雄の判定を行っています。餌を切り、つり網の中で数時間過ごさせると、オスの特徴がでてきます。顔を触って、ザラザラで、手にも追星があり、体長が32cm前後あるものは、精子まで出します。管理人も、慣れるまでには、何百と触り倒しましたが、最近ようやく、ちょこっと触るだけで判定できるまでになりました。ザラザラで、お尻がオスっぽければ、「オス認定」により、残念ながら加温池から撤退してもらいます。期待していたものがオスであったりすると、性転換できないものかと真剣に考えます。(まあ、無理とわかっているので割り切りますが・・・・)
前回の選別でも、一応オスメスは見たつもりですが、一ヶ月経ち、体が出来てくると更にわかりやすくなり、全体の3割程度の鯉がオスと判明しました。
「あーーっ」という溜息と共に、稚魚池が薄くなり、飼育環境は改善されたと(涙しながら)ポジティブに物事を考える管理人です。
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11月26日 晴 2度〜14度 <仕上がっています>
一昨日に、東海地区の品評会をブラリと見てまいりました。流石に仕上がっています。あの仕上がりを見せられると、当場には、即戦力鯉はいません。仕上げについては、来年から室内池の一つを専用プールとして使い、(仕上げを)行っていく予定です。来年の今ころには、もしかしたら品評会で勝てる鯉がいるかもしれません。(いないと困るわけですが・・・)写真に、エアーストーンの煮込み写真を掲載しました。ストーンの詰まり解消法として、コイパークさんから教えていただいた方法を実行したわけですが、結果は、100%ではないもののかなり回復しました。(新品の能力を100とすると煮込み前が20、煮込み後が70といった感じです)煮込水の色が薄い緑色に変色しているのがわかると思います.(コンロの能力の都合上)約90度で20分くらい煮込みましたが、沸騰した中でグツグツとやってしまえばもっと違った結果になったような気がします。次に詰まった時に再度、実験してみるつもりです。
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11月20日(火) 曇 −1度〜12度 <教えてください>
氷点下の朝を迎えることになった当場です。日中、陽がさしてしまえば、室内は寒くありません。稚魚池のボイラーも回りっぱなしという状況では無いですが、夕方になり徐々に気温が下がり始めると池から湯煙が上がってくるのが確認できます。さて、首題の件ですが、数え切れぬほどのエアストーンを使っていますが、日が経つにつれ、エアーの出が悪くなってきます。ブラシでこすってあげると多少回復するのですが、根本的な回復にはならず、日を経過すると元通りになってきます。消耗品といわれてしまえば、消耗品かもしれませんが、エアストーンの目詰まり解消法をご存知の方がおられましたら、是非ご教授くださいませ。薬品などを使うと、鯉に影響を与えてしまうのではないかと、なかなか使う気になりません。よろしくお願いします。
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11月19日(月) 晴 1度〜9度 <割に合わない・・・>
昨日、管理人がコーチをしていた大学の試合をテレビ観戦しましたが、昨年まで指導していた学生たちが伸び伸びとプレイしていた姿を久しぶりに観ると、とても嬉しく懐かしく思えました。管理人が指導していたころよりも遥かに上手になっている学生を見ると、今年のコーチ陣の手腕に敬意を払うと共に、昨年までの管理人の指導力に客観的に疑問符を打たざるを得ません。恨めしく思い卒業した学生もいるかもしれませんが容赦して欲しいものです。
さて、日々池を眺める生活が続いていますが、つくづく思うのは「鯉屋の割のわるいこと」でしょうか。3年目になり、色々な鯉屋さんを知っていますが、関西流に言うと「儲かってるな」と思う鯉屋さんは極僅かです。ほとんどの鯉屋さんは素朴で質素な生活をしておられます。鯉を買う人の中には、華やかな方もおられますが、鯉屋さんは軽トラを乗り回し、タオルを頭に巻くスタイルがほとんどです。数十万円や数百万円の鯉がいたとしても、全体からみれば、本当に僅かな数です。当歳池を眺めると、選別に選別を重ね、競争を勝ち抜いた稚魚たちが加温池の中を泳ぎ、数時間置きに与えれられる餌を争って食べているわけですが、毛仔で放したころの数量は約200万。選別ごとに数を減らし、現状は、僅かに800。4月から比べると、0.04%です。来春に野池に入れられるのは、200足らずでしょうから、0.01%ということに。つまり、99.99%の鯉に与えた餌や労力は無駄になると言うことです。この数字を見る限り、鯉業界に大手企業が参入することは無いでしょう。何せ、無駄と思われる部分が多すぎます。合理的な考えをする方には絶対に無理です。
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11月16日(金) 晴 6度〜11度 <絶対に薄く>
3年目を迎えた稚魚飼育ですが、育成法を変えています。2歳立ての野池上がりを見てもそうですし、稚魚を田んぼから室内稚魚池に入れるときにも思いましたが、薄く飼っていた池の方が出来が良いわけです。体は当たり前ですが、模様も質も数が少なかった池から(優れた鯉が)多く出ます。現在、加温飼育しているわけですが、無理やりに餌を与えても大きくはなるが、腹に来てしまいます。尾筒まで肉を付かせ伸びやかな体型にするには(小さいころから)薄く飼育することが一番です。現在の当場の当歳は、おおよそ昨年と同数いますが、使用している稚魚池の広さは昨年の倍ほどあり、前年比2倍の薄さとなっています。今年は2歳立てを400本近くしましたが、来年はその数を300まで絞り込むつもりです。又、2歳立て用の野池は、今年の倍の広さを確保していますので、倍以上の’薄さ’になる予定です。あくまで予定なので、欲張りの管理人がいつ計画変更をしてしまうかわかりませんが・・・。
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11月15日(木) 晴 4度〜15度 <良いものは>
管理人の年頃ともなると、中間管理職に就く友人が多く、部下への対応などで相談されることが何故かここ数日続いています。「いい加減」を自覚している管理人ですから、相談すること自体が無駄なような気がするのですが・・・・。悩みの多くは、部下が思い通りに働いてくれない旨のこと。会社への忠誠心やら仁義などの話を持ち出す方もいます。管理人のそれらの方への回答は、二言で済ませます。「一度注意したミスを二度、三度繰り返すのは当たり前」「会社や上司への忠誠は、お金次第」以上です。昨日、同じ考え方を持つ、ある中小企業の社長さんと同様の話をしました。注意が一度で済んだら、義務教育など1年もあれば十分に事足りますし、社会の犯罪はゼロのはずです。又、過去に、「主君の為に切腹する家臣」がいたかもしれませんが、その背景には、ほとんどのケースで自家の利害関係が絡んでいます。要は人間ですから、「中庸」「ぼちぼち」「妥協」などで収め、「完全」「100%」「極」などという考えは持たない方が、よろしいのではないかと思うわけです。某事務次官が収賄事件で槍玉に挙げられていますが、原因は公務員のトップの給与が少ないから、ゴルフ如きで心を揺すぶられてしまうのではと考えます。事務次官に登りつめることは、一部上場企業の社長になるより難しいわけで、それほど優秀とされた人材なわけですから、くだらない「庶民感覚」などを当てはめてはいけません。もし、民間大企業経営者並みの処遇をしていれば、国を裏切るような行為はしなかったのではないかと思うわけです。
鯉の世界も、「良い鯉は高い」「悪い鯉は安い」です。先日、昨年、某大手鯉屋さんで、’掘り出し物かな’と思い、高くも安くもない中途半端な値段で購入した三色の2歳は、1年野池で育てられ、中途半端な3歳として管理人の手元に着ました。簡単に言うと、4歳立てするほど質の良いものではないし、かといって池で飼うには大きすぎると言った感じです。結局は、捨ててきました。鯉に掘り出し物は滅多に存在しません。掘り出し物だらけになるようならば、鯉屋さんの存在はなくなります。人間社会も同じような気がします。
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11月13日(火) 晴 8度〜14度 <帰還>
新潟で行われていた全国愛鱗会の全国大会を見学してきました。あいにくの空模様でしたので、人はパラパラといった感じでしたが、全国から集まった鯉を見るのは実に楽しいものです。全体総合は、紅白が受賞しましたが、管理人がもし審査委員ならば、110cmを超える落ち葉時雨に全体総合の栄誉を授けたことと思います。どこ産だか忘れましたが、間違いなく会場で一番目立っていました。大きさはもちろんのこと、100cmを超えているのにジャミがほとんど無く、鱗際が綺麗に揃っているのはほとんど奇跡と呼んでいいものかと・・・。写真を撮ってくれば良かったと後悔していますが、品評会には幾度も出品されるとの噂も聞きましたので、次回又会えることを楽しみにします。
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11月9日(金) 曇 9度〜11度 <どのレベル>
ここ数日間、ダイアリーの横に紅白の写真を載せてきていますが、掲載鯉は全て自家産2歳紅白です。大きさは、53〜57cm程です。
管理人はこれまで紅白を中心に、鯉屋さんを回り吟味し、又自分でも生産をしてきました。生産で一番思うのは、「なかなか出来ない」ということ。そこが錦鯉の醍醐味なのでしょうが逸品鯉というのは力量もありますが、運もあります。当場の鯉の話をしていまして、某大手鯉屋さんと当場の比較論となりました。紅白ばかりを作ってきたわけですから紅白に限って言えばある程度の自信はあったのですが、その方曰く、「’ベスト10’を(大手鯉屋と)比べあった時には、遜色はあまり無い。しかしながら、’ベスト100’となると平均点で大きな差がでる」とのことです。生産する量を考えれば仕方が無いことです。
最近、今年の当歳の話題を振りませんでしたが、数腹とったもののメインで残りそうなのは、昨年使用のものともう1腹と言った感じです。池上げ時の数量も多く、昨年に比べ、(体型については当歳ですからあまり多くを語れませんが、模様ベースで)格段に良好とのこと。何が良いかと問われれば、「抜けたものの数が多い」ようです。逸品鯉になる鯉は基本的に当歳から抜けていますからその数量が多いことは何よりです。
明日から愛鯉会の全国大会を見学しに新潟へ短期遠征の予定。来週からは、当該当歳の池上げ後、2回目の選別に入る予定です。
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11月7日(水) 晴 9度〜16度 <良い鯉の見分け方>
鯉の奥行きの深さを日々実感し、日々勉強中です。2歳でも3歳でも、桶の中に鯉を1本入れて評価してもなかなか難しいものがあります。比較するものを必ず入れることが必要です。当場の池にも、2歳、3歳の池上がりの鯉がたくさん泳ぎだし、周りに比較する鯉がたくさん泳いでいると、こと体型に限って言えば、良いのか悪いのか判断は非常に楽に出来ます。管理人の鯉の評価は、「体系、質→模様」の順です。体型の良い鯉は、長年飼育していても、(模様が悪くとも)飽きにくいという利点があります。残念ながら、販売しやすい順番は「模様→質→体型」と言うことをとある鯉屋さんにお聞きした時は、少し落胆しましたが、右往左往しても仕方が無いことです。長く鯉を楽しむためには、艶のあるスタイルの良い鯉が一番です。
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11月6日(火) 雨のち曇 12度〜15度 <鯉の買い方>
誰でも失敗は付き物です。初めてチャレンジすることは全て失敗から始まるような気がします。生産はしているものの、管理人はやはり鯉が好き、気に入った鯉がいれば買ってしまいます。「これまでいくら使った?」の野暮な質問は無しとして、買い始めの期間は失敗の連続でした。たいして鯉の知識も無いのにもかかわらず、自らの好みを主張し、将来性を予想できないまま買っていたのですから当たり前です。結局のところ、勉強代はかなり高くつきました。買い始めて、3年。1年目に購入した鯉は、我が養鯉場ではほとんど泳いでいません。世は、当歳で購入するのが主流のようですが、「当歳を売る阿呆に買う阿呆」の言葉の通り、かなり大きな危険を秘めています。プロは、将来性が高い当歳は決してはなしません。一年若しくは二年立ててから売りに出します。値打ちが上がっていくわけですから当然のことです。ですから、賢い鯉の購入方法は、齢を重ねたものをどうにか値切って安く買うことでしょうか。2歳よりも3歳。3歳よりも4歳です。自らの池で観賞用に眺める鯉ならば、手ごろなもので構わないでしょうが、品評会を競うために鯉屋さんに仕上げてもらい、勝負するような鯉は、一点集中させ、何本も買うのではなく、一年の予算を1本につぎ込んだ方が結果として正解のような気がします。それが出来ないのが人間ですが・・・・。ちなみに、言葉では書いているものの、未だ実行できていないのが筆者です。
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11月5日(月) 晴 8度〜16度 <池揚げフィニッシュ>
当場の全ての野池上げが終了しました。最終の奈良の池上げをお手伝いいただいた新潟の諸氏、コイパーク管理人さん並びに和歌山のN氏には心よりお礼申し上げます。最終の池揚げは、約3反の池に二歳立てを60本弱、当歳時の頭周りを入れておきました。今年の餌は沈みを半分、浮きを半分と言った形で与えていたためか、鯉は池入れ後、全く見えない状態でした。そのため、池揚げ寸前まではどのように揚がってくるのか不安で不安で、水面が浅くなってきたところで池中の鯉を凝視する状態でした。結果は、とても満足の行く出来栄え。当然の事ながらオスも10本ほど出ましたが、オスメスの違いがハッキリと判る程度まで伸びています。池入れ時での平均は恐らく35cm〜38cm程。池上げ後、オスは流石にあまり大きくはなっていませんでしたが、メスはほとんどが55cmオーバー。15〜20cm近く伸びたような気がします。大きくなっても、腹に肉が付き捲ったのでは意味がありませんが、(もちろん例外はいますが)一応に自然な美しいラインを持った体に成長しています。コイパーク管理人さんともお話をしていましたが、池を揚げたばかりなのに、来年の野池上がりが楽しみな感じです。さて、写真は前回までに池から上がってきた二歳です。随時、このダイアリーの中でご紹介して行きたいと思います。
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11月2日(金) 曇 10度〜14度 <作り>
鯉については色々と考えさせられるものです。テレビを見ていて、長く活躍している俳優さんなど考えてみると、「スタイルが若いころと変わっていない」という印象を受けます。管理人は既にメタボの中にどっぷりと浸かっているものですから、人のスタイルについてここでは述べません。どんな鯉でも50cmくらいまでは育成環境により伸びます。問題はその大きさになった時の体型です。泉水で長く飼い込み、その鯉が最も美しく見える体長を過ぎてしまうと、頭が小さく肩幅の筋肉が盛り上がったような体型になりがちです。逆に野池で順調に育つ鯉は、肩から尾にかけてのラインがとても美しく仕上がってきます。(もちろん、例外もあります)
当場の鯉について比較してみると、「全体的な雰囲気」で感じるに、今年の2歳の体は自然なラインを持っています。(注)管理人の好みにより、胸が張っていたり、体高が低かったり、足が短い感じがしたりするものは、はじいているので当たり前かもしれませんが・・・。
昨年の2歳(今年の3歳)でもそのようなラインを持った鯉はいましたが、数的には今年と比較して少ないです。今年の2歳揚がりの特徴は、昨年の2歳と比べて、大模様ですが、体の作りでは若さが全面に出ています。昨年のそれとは別物です。親も違うので当たり前ですが・・・。
過マンガン酸の色が徐々に取れてきて、遊泳する姿がハッキリとわかるようになって来ました。明日は、スレや虫にやられていないかをチェックした後、問題が無ければ池を移すつもりです。移動の際に間近に見ることが出来る良い鯉を見るのは至福のときです。
左の鯉は、当場所有の甚兵衛三色(5歳 78cm)です。3歳65cmの時に買い求めましたが、とても良い鯉に育ってきています。
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11月1日(木) 曇時々雨 9度〜16度 <長期遠征疲れも・・・>
慌しい生活をしていた管理人です。日曜日に某県愛鱗会主催の品評会に行き、某会員の方にご接待戴き、1回目の「(大きな)どんちゃん」。翌朝6時に奈良経由で新潟へ向かい、月曜日の夕方、新潟着。新潟で待ち受けていただいた方と2回目の「(小さな)どんちゃん」。火曜日に2歳立て2面(250本)を池揚げし、気分が良かったためにその夜は、3回目の「(大きな)どんちゃん」。水曜日の朝に鯉をトラックに積み込み出発。夕方、当場に到着した後に、2歳を150本ほど下ろし終わったころは外は真っ暗。無言のうちに帰宅しました。管理人は、飛行機移動でしたが、当場のスタッフ2人は全てトラック移動でした。(スタッフを含む)関係者の皆様、ありがとうございました。
さて、二回目の池揚げは、管理人の予想を裏切り、とてもとてもよい出来でした。出来栄えについて、「ほとんどの鯉が50cmを超え、良い作りだった」「色艶の上がりもとても良かった」などありますが、最大の理由は、「飛びぬけた1本(紅白)」がでたことだそうです。それだけでも2歳立ては大成功だそうです。その1本について(管理人はそこまで見識が深くないので言葉を引用)言うと、「プロ(業者)が見れば、誰が見ても好みとか関係なく1番」「大概の鯉は、2歳の姿を見れば、行く先の大体の想像がつくが、その1本に限って言えば、どこまで行くのか分からない」「体がいいとか、質がいいとかそういうもので無く、見たときのイメージが他とは全く違う」「1年に1本出れば最高だが、同じ組み合わせで取ったとしても出るとは限らない」とのこと。管理人はベスト5程度までは分かりますが、そこまでの違いがあるとはなかなか理解できていません。確かに、池揚げでお手伝いいただいた鯉屋さん4、5人も150本余の2歳立ての中で、その鯉だけ「別格」と印を押されていました。改めて、鯉の深さを思い知らされました。左の写真は、現在、当場で薬浴中のプールの様子。今週末に、当該2歳の振り分けをする予定ですので改めて、他の2歳鯉の写真は掲載していく予定です。良い鯉にたくさん出会えることで少々の遠征も疲れを知らない管理人であります。(まあ、飛行機移動ですし、椎間板ヘルニアを患っている管理人は重いものが持てないために作業にほとんど従事していません。スタッフの方々申し訳ありません)
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10月25日(木) 曇時々晴 13度〜17度 <良いものです>
詳しいことは差し控えますが、消毒を終えた鯉を池に振り分ける作業をしてきました。振り分けるに当り、じっくりと鯉を眺め、行く末を吟味する必要があったために、僅か70本足らずの鯉ですが朝から午後1時過ぎまで作業をゆっくりとこなしました。トップページの写真は、そのうちの一本で自家産紅白で現在のところ64cmです。野池に入れる前と後では、約10cm伸びてくれました。
最近のダイアリーの中で、野池揚がりに不満なニュアンスの発言をしていましたが、一本一本の成長度合いを見ると、3歳立てではいずれも8〜10cm程度伸びており、十分満足のいくものでした。池揚げ当初心配した艶も8割方戻り、こちらも良い感じ。少し太り気味かなと思っていた体型も、この一週間で絞られて、かなりの変化を見せました。若い鯉は野池揚げ後、1週間くらいした後が綺麗なのかもしれません。この1週間で全く違います。
さて、上の2枚の写真ですが、いずれも自家産3歳紅白です。左側が62cmで右側が65cmの体長があります。管理人が目下とても気に入っているものです。トップページでは、赤みを帯びている緋ですが、実際にはサムネイルで見た感じのオレンジっぽいねっとりとした紅を持っています。この鯉たちが、年齢を重ねて、自然にピンク紅になってくれれば、この上ない美しさとなることでしょう。
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10月24日(水) 晴 5度〜19度 <レイアウトチェンジ>
養鯉場としてスタートさせた当場ですが、お客さんは全然来てくれない状況が続いています。(売る鯉が少ないのですから当然のことですが・・・・)
明日から鯉の大きさや商い上の都合により、鯉を各池に振り分けていく作業を始めます。施設を作り、2年間まるまる空状態であった池もありましたが、そんな池にもいよいよ鯉が入ることになります。野池揚がり部隊も本日いっぱいで薬浴を終了し、転出先を決められ、引越しする予定です。たくさんの鯉を桶中で見られる機会と言うのはあまり多くありません。大きい鯉もいるのでかなりのハードワークになりそうですが、かなり楽しみにしている管理人です。
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10月23日(火) 晴 9度〜14度 <少し虚しい・・・>
営業活動を始めた当場ですが、先日注文をいただいていた鯉販売店に自家産紅白と当歳時から飼育していた秋水(どちらも2歳)を持って行きました。全てオスで体長は50cm前後でしょうか。いずれも、野池ではなく40トン泉水池で立てていたものですが、池から上げ、持ち込むものを選別していたときに、一分の虚しさを感じてしまいました。泉水立てをしていたものは、オス若しくは当歳時(春時点)で小さかったもののどちらかです。桶に入れて観察してみると、体型や肌質、緋質共に納得の行く上々の出来だったわけです。先日、野池から揚げた2歳よりも骨格太く、立派な体型になっており、(当歳時から持っていた)艶も更に磨きがかかっていました。野池よりも出来が良かったわけです。管理人は「野池>>>>>泉水」論者です。それが・・・と思うと、前述の感となったわけです。
ただ、このことから、二つのことが明確に解りました。一つ目は、2歳が野池で伸びていなかったのは、親から受け継いだものではなく、餌をあまり食べていなかったから。二つ目は、順調に仕上がれば、とても素晴らしい2歳になる確率が高いこと。以上です。1回目の2歳立て池は大成功というわけには行きませんでしたが、自家産紅白の持つ可能性に喜び、救われた感のある管理人であります。何故なら、両方とも悪ければ、親の組み合わせ自体を否定されてしまうわけですから・・・。残り3つの2歳立て野池に期待大です。
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10月22日(月) 晴 4度〜18度 <とりあえず・・・>
1stラウンド池揚げが取り合えず終了しました。先ず、評価を言うと、「まあまあ」と言うところでしょうか。昨年の池揚げが余りにも良かったために、比較すると昨年には劣ります。理由としては、「中越地震の影響で、2,3歳立の16本を池入れ後1ヶ月で他の池に移すことを余儀なくされたこと」「同様の理由で、新水の補給が(今回池揚げした池だけですが)十分に出来なかったこと」「オスが多く混じってしまったこと」などがあげられます。2ndラウンドで揚げられる池は、地震の影響を受けていませんし、3rdラウンドで揚げる奈良の野池は比較的大きな当歳を入れたために、雌雄の判別が、前述ラウンドの池よりも精度が高く出来ていると思います。以降の池揚げに期待します。表紙の写真は、途中降ろされた鯉を一時的にストックした写真です。(池揚げされた鯉の一部の写真です)現在、約100本の2、3歳が池揚げされ、当場で過マンガン酸薬浴しています。野池揚げ後、泉水に入ることにより、日々艶を取り戻しているのが分かり、何本かは、薬浴終了後写真撮影し、当HPで紹介したいと思います。
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10月18日(木) 晴 8度〜20度 <いざ・・・>
池揚げです。錦鯉運搬チームは2トン車に1トンの水槽を2台積み、午前9時に出発。管理人は、午後に飛行機にて出発し、新潟で合流予定です。明日の池揚げ予定は3面で、自家産2歳立て50本、自家産3歳立て60本、自家産3歳及びその他3歳以上が17本の計117本の予定。一晩泥を吐かせた後、土曜日の早朝に新潟を出発し、夕刻にはトラック満載で奈良の都に戻る予定です。管理人の現在の心境は、不安半分、期待100倍といったところです。
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10月17日(木) 晴 7度〜19度 <最大限の幸せ>
稚魚池の水温は25度前後あたりをウロウロしているため、稚魚の餌食いは凄まじいものがあります。少量ずつ、8回に分けて給餌しているわけですが、機械が動き出すと共に鯉の上に鯉が乗っかって餌を追い求めると言う光景が繰り返されています。中には、格闘の中でスレを起こしてしまう鯉が数匹いますが、全体の数から言えば0.5%以下です。スレを起こしている鯉のことを考えると、餌を止めて、薬なり塩なりを入れ薬浴をしたほうが良いのでしょうが、僅かな数の鯉のためにそこまでする必要は無いと考えています。「放っておいても治るだろう」というのが率直な思いですし、「(それが原因で)落ちても仕方が無い」とも思っています。最大限の効果を出すためには、程度をわきまえながら育成することが大事です。今朝のテレビ番組の中で、少年のエスカレーターの事故が取り上げられ、某有名司会者が「エレベーターやエスカレーターは100%安全でなければならない」旨の発言をされていました。ハッキリ言って世の中100%なんて絶対にありえません。過去にシックスシグマ(100万件のうちの3.4という意味)と言う言葉が製造業の品質管理で使われましたが、それ位が限界ではないかと思うわけです。事故にあわれた方には大変気の毒だとは思いますが、結論から言えば「仕方が無いこと」です。比較として考えれば、年間1万人も死亡する交通事故の方がよほど危険なわけです。偽善的にものを言う方には気をつけたいものです。1匹も落とさず鯉を育て上げるなんてことは奇跡です。
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10月16日(火) 晴 7度〜19度 <決断>
錦鯉を商売にするとなると、様々な決断局面が出てきます。孵化した数量が多い場合は、毛仔は捨てなければなりませんし、その後も数次の選別の中で取捨選択が行われてきます。それらの選別を乗り越えたとしても、野池に入り、お客様の元にたどり着くのは極々僅か。百分率で言えば0.0001%程度でしょうか。そんなことを考えても仕方がありませんが、今いる自家産ではない鯉の処遇を考えています。親にはなれないし、品評会にも向かない。売却するには年齢を重ねすぎているし、大きすぎる、といったものです。当場には、ビジネス用の池もありますが観賞用というか岩で囲まれた趣味庭園風の池もあります。そういう鯉はそちらに移動しなければなりません。今まさに決断の時期です。管理人が錦鯉の世界に入り始めた当初、訳も分からないまま、人に勧められるがままに鯉を買いあさりました。見識眼がほとんど無いころの鯉ですからそれらの現状は絶望的です。(そんな鯉を買ってしまったことの)自戒の意味を込めて今まで親鯉などと共に泳がせていましたが、そろそろ移動しなければならないでしょう。
鯉とは違い、人間様は、齢を重ねれば周りの若い人がサポートしてくれます。国家の予算を人の年代別に使われている額を統計にしてみると今の(20代から30代の若い人は唖然とするかもしれません。国会は高齢者医療や年金の話ばかり。要は齢を重ねた方は、人口の割合が多く、選挙にも行きますから、その年代をターゲットに絞り、福祉と言う名のもとに選挙アピールをしているに過ぎません。若年層に対する福祉という考えは全く無いようです。当場の鯉は現役を引退すると、外の池で静かに過ごします。老齢政治家の方もそろそろ静かに過ごされたらと思うのは管理人だけでしょうか。
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10月15日(月) 晴 10度〜19度 <楽しいものです>
先週の土曜日は、滋賀の某愛鯉家(愛好家といっても規模はプロ並でして、2歳立てが3面、3歳以上が1面の計4面の)池揚の見学に行ってきました。たくさんの方が手伝いに同場を訪れていましたが、良く仕上がった鯉が引き上げられる度に、皆の顔が笑顔になるのは、野池揚げが、鯉の年中行事の中でもっともエキサイティングなものであるかを物語っているように思います。もちろん、管理人の鯉はその中には一本もいませんから、全く関係は無いのですが、前の晩から少しワクワクし、当日は、目覚まし時計の力も借りず午前5時半には起床し、現地に向かった次第です。今週末には、当場の池揚げがいよいよスタートします。今度は全て自家産ですから、どうなってしまうことやら・・・。
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10月12日(金) 晴 10度〜18度 <日差しさえあれば・・・>
急に過ごしやすくなったこのごろですが、室内池は、日差しさえあれば25度前後の水温をキープしています。サーモセンサーが取り付けられている稚魚池ですが、水温が下がりボイラーが運転を開始する必要は未だ無いようです。原油高騰のあおりを受け、灯油の値段も高くなっていることですし、晴の日が続くことを願うばかりです。
新潟の生産者の話を聞くと、灯油の値段にはとても敏感になっているのが分かります。某ご老人のお話では、新潟の冬は(小学校の教科書で習う日本海気候ってやつで)どんよりと灰色の雲が空を覆っているか、雪が降っているかどちらかとのこと。雪の多い年は、ほとんど晴れ間が無く、池のボイラーは回りっぱなしだとか。なるほど、新潟の多くの生産者がジャンボ当歳に消極的なのは容易に理解できます。何せあまりにも経費がかかりすぎます。いっそうのこと、稚魚池だけでも太平洋側に設ければ、(規模の大きな生産者ならば)一時の経費はかかりますが、数年で元が取れるかも知れません。「貸し加温稚魚池」なんてのも、もしかしたら商売になるかもしれません。
当場は昨年、(40トン)一面だけ新潟の生産者の稚魚を預かりましたが、「成育状況が先方の満足の行く状況か」「死んでしまったらどうしよう」など不安で、自家産の稚魚の何倍も気を使い、春になりトラブルも無くお返しできた時はホッと一安心したものです。気苦労に耐え切れず今年は預かるのを辞退しました。(というよりも、自家産でいっぱいになってしまい、預かるスペースが消滅してしまったのが実情ですが・・・)今年は、自家産の世話で手一杯というところでしょうか。
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10月11日(木) 雨のち晴 10度〜21度 <色々と>
管理人は養鯉場へ向かう時に、東西に走る国道を通るわけですが、かつて材木問屋街として栄えたその道路は、ここ数年でパチンコ通りと変わってしまいました。右にも左にもあるパチンコ屋。朝から入り口に並ぶ老若男女の姿を見るたびに何か侘しい気持ちになるのは何故でしょうか。ギャンブルではないと言い張るお国ですが、どう考えてもギャンブルです。「仕事の後は仕事だぜ!」とのキャッチコピーでCMも流れますが、管理人の友人曰く「芸能人も地に堕ちた」と吐き捨てていました。毎朝パチンコ屋の前に居並ぶ御人たちは、仕事が無いのでパチンコなのでしょうか。
さて、余りにも多い当歳の整理のため、稚魚池をもう一つ加えることは前回のブログでも書きました。本日、選別作業も兼ねて移動及び本数を数え作業を早朝より午前中いっぱい行いました。当養鯉場で2歳立て候補は現在のところ、1500本。野池で立てるには不向きな感じが同数よりちょっと多いくらいいましたので、現在当場で管理している当歳は3200本ほどです。じっくりと当歳を間近で見ていると、大模様で体の作りが良いものが当場の看板になるかなといった感じでしょうか。ほとんどが紅白でしたが、失敗したと思っていた三色が、数は少ないものの予想外に良い出来だったのが今朝の感想です。錦鯉に関して言えば、もちろん、鯉で生計を立てている人は別次元の話ですが、「投資目的で買う人が(皆無ではないですが)ほとんどいない」と言うのが一番良い点ではないでしょうか。自らの癒しのためにお金を使うというのは簡単なようでなかなか出来ないものです。
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10月9日(火) 曇時々雨 15度〜20度 <我慢若しくは・・・>
飛び出し防止のネットを外した稚魚池の様子です。水量1トンに対し10〜15匹ほどの稚魚が泳いでいる感じでしょうか。感じる方の育て方により異なりますが、管理人はどうも’密飼’になって来ているように思えてなりません。これが新潟の生産者を訪ね、当歳の飼育状況を見ると、この何倍もの数量の当歳を狭い池で飼育しているので特に問題は無いとは思いつつも、いざ、餌食の様子などを見ると管理人の「減らしたい」病が出てきます。何せ、鯉の上に鯉がのっかりながら餌を食べるわけですから・・・。管理人は極端なジャンボ当歳を競ってまで作るつもりはありません。来年の春までに35cm〜40cm程度にまで成長すればOKと考えています。しかしながら、体型を考えるとこの時期に’薄飼’をし、所謂、「稚魚の腹ボテ」を作らず「骨格の良い鯉を作る」ためには、ある程度の薄飼は必要なことです。ってな訳で、当歳池をひとつ増やすことにしました。明日選別を行い、ある程度厳しい目鯉を選び、で大きさごとに池を分けるつもりです。
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10月5日(金) 晴 18度〜21度 <意外と暇なこの時期>
秋らしい風が爽やかに横切る当場ですが、室内はまだまだ暑く、もちろんボイラーなどは一切焚いていません。稚魚の池揚げは終了し、給餌についてもほとんど機械が行ってくれるわけですから、錦鯉の世話と言えば、朝のポン抜きくらい。近くの野池も取り合えず覗くことは覗きますが、こちらも自動給餌機が設置してあるため、特にこれといった作業はありません。場内で働いてもらっている担当者の方も、養鯉業とは全く関係ないところの仕事を手伝ってもらいました。野池揚げスタートには2週間ほどあるため、今はとても{ほっこり」状態です。今後の予定は既に決まっており、今月19日に新潟で第一回目の池揚げ(3歳と2歳の一部)。同月30日に同じく新潟で第ニ回目の池揚げ(2歳)。来月初旬(恐らく第2週)に奈良で三回目の池揚げ(2歳)。そして来月初旬から中旬にかけて、新潟に預けてある鯉(3歳から5歳)の搬入。まあ、作業をする前後の日々は忙しくなるでしょうが、自家産鯉で当場の池が埋まっていくのは今からワクワクものです。
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10月3日(水) 16度〜23度 晴 <もうすぐ・・・>
C棟(稚魚池棟)の写真がなかなか更新できないのですが、実は未だに稚魚池にはネットをかぶせています。外の池から室内に入った鯉は飛び跳ねる習性を持っており、当場でもこれまで池揚げ後数日間のうちに池から飛び出して十数本殺してしまう憂き目にあってきました。一昨年が一番ひどく、恐らく50本近くは駄目にしてしまい、その教訓から昨年は、水位を下げ、池の縁から1mまで下げたのですが、それでも十数本の稚魚がハイジャンプして飛び越えてくる始末。そこで今年は、池全てをネットで覆う事にしました。それでもネットとネットの重なりあった隙間から飛び出す鯉も2本ほどいたものの被害はそれだけに止まっています。数も多いことですし仕方がありません。写真は、ネットの下から顔を出す今年の稚魚たち。分かりにくいかも知れませんが良い艶をしています。見ていて心癒される管理人であります。
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10月1日(月) 曇時々晴 16度〜21度 <倶楽部から養鯉場へ>
郵便局も民営化したことですし、長年名乗り続けてきた室生倶楽部をやめ、養鯉場としてスタートすることにしました。本来ならば、2歳、3歳が野池から揚がってきたときにチェンジすればいいのかもしれませんが、ここ2年半の間、「販売すること」を除けば、活動自体は、養鯉場となんら変わりも無いことですから、思い切って「いつかは、鯉屋」のスローガンを捨て、鯉屋と宣言してしまいます。場所、連絡先も当然のことながら公開しています。トップページにも記載しましたが、場所はかなり分かりずらいところに所在するため、ご来場の際はご一報くださいませ。鯉屋ならば「オープン記念特別セール!」という旗を揚げた方がいいとも忠言も受けましたが、恥ずかしいので止めておきます。ちなみに、当養鯉場は、全国錦鯉振興会の会員であり、奈良県内には2業者しか振興会員おらず、かけだしながら、奈良県地区長でもあります。細く長く鯉屋さんとして歩んでいくつもりです。末永くよろしゅうお願い申し上げます。
追記になりますが5万ヒットありがとうございました。
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9月27日(木) 晴 19度〜27度 <すくすく成長の理由>
今年の稚魚の育成についてここまで管理人も大満足です。実際に世話をしたのは管理人ではなく、当倶楽部で働く二人の部員。一人は、鯉歴数十年のベテランで目は確かですし、もう一人は、経験は浅いものの、熱意があります。この組み合わせが奏功したものと分析しています。しかしながら気を緩めるわけには行きません。室内池という天候に左右されない環境で飼育できることは、管理が楽になるものの、エアレーションや水温、給餌などで細心の注意が必要となってきます。今後も、仕事をほとんどしない怠け者の管理人と良く働く部員二人で育成していくつもりです。怖いのは「うっかりミス」でしょうか。停電に気がつかなかったり、ポン抜きで抜いているのを忘れてしまうことが命取りになる時があります。小さなミスを大きな損害に発展させぬよう常に気を引き締めておく必要があるでしょう。本日起こったミスの例を挙げると、当倶楽部では稚魚には一切の揚げ飼料は与えないのですが、メーカー側のオーダーミスで色揚げが入ったものが送られてきました。餌の色を見れば色揚げが入っているか否かの判断は容易につきます。すぐに送り返し、事なきとなりました。まあ、そのおかげで稚魚は1日空腹になってしまったわけですが、我慢してもらってます。![]()
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9月26日(水) 晴 13度〜24度 <一息ついたところで・・・>
当倶楽部の野池上げの予定は来月中旬、下旬と2回に分けて新潟で、再来月に近くの野池でと3回に分けて行うつもりす。稚魚の選別にしても1ヶ月はあるわけで、はっきり言って時間が有るわけです。準備することといっても、既に水は作ってありますし、薬品も万全。道具類についても全て揃えてあるので別段何もありません。何かしなければと考えてみると、ダイアリー以外のHPのコンテンツをほとんど更新していないことに気づき、今日からそれぞれの項目についてバージョンアップさせるため、ページを作り始めました。出来たところから順次更新していく予定です。
管理人はHP作りのプロではないので、体裁については綺麗に作ることは出来ません。ですから、他の鯉屋さんのHPを参考に(悪い言葉で言うと、「フォーマットをパクリながら」)作成していく予定です。
ダイアリーを書いていていてつくずく思うのは、同業ではないですが、同種のHPを作成されているコイパークさん。「すごいですね。本当に。」・・・。うちのHPも全面作り変えてくれないでしょうか・・・・。淡い期待を持つ管理人であります。
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9月25日(火) 曇時々晴 19度〜25度 <これからのための当歳>
曳き残し(「通称「落穂拾い」)も終了し、稚魚が全て室内池に入れられました。稚魚池により、稚魚の大きさは、同じ池での所謂トビはほとんど無かったものの、池毎の差は歴然としており、大が4面、中が他10面といったところでしょうか。現在35トン池4面にはそれぞれ500〜600本程、70トン池1面には1000本程が元気よく泳いでいます。加温飼育の是非の議論はありますが、当倶楽部では、当歳時の育成方法はこれからの成長にとってとても大事なものと考えています。ただ、単に餌を多く与えて大きくするのではなく、体型良く育てるため、出来る限りの薄飼でという環境の中で伸び伸びと育てることが肝要ではないかというものです。大きくするといっても腹ボテでは意味がありません。中には、どんなに厚飼しても腹ボテにならない鯉というのもいるように、鯉自体が生まれ持った素質も多分にあると思いますが、素質だけで鯉を全て見極めてしまうというのでは余りにも可哀相な気がします。(あくまでも管理人のイメージですが)泉水で大きくなった鯉というのは、頭が小さく、何となく短いような気がします。対し、野池に何年か放たれている鯉の体型は締りがあるように感じます。当歳の時期に腹ボテの癖というか腹ボテに成りにくい体質を作れる可能性があるのではないかという考えています。(考えなので正しいかどうかは分かりませんが・・・・)
現状のままで行くと、一ヵ月後には確実に密飼になることでしょう。今年は、体型作りのためにも、一月毎に室内でも選別が必要になりそうです。
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9月21日(金) 晴 19度〜29度 <足腰立たず>
今週の初めから開始した稚魚の池揚げですが、昨日、今日と曳き残りの稚魚の救い出し(当倶楽部では「落穂拾い」と呼んでいます)を行いました。一日で全てが終わってしまうと思いきや、全くの予想外。新池については人工的に造成したものですので、残りは僅かと予想していましたが、一池当り50〜100程も残っていました。作業員は管理人を含め3名。室内池に入れる前の選別作業もあるため、1日に3面ほどが限界でした。てなことで、新池の落穂拾いは本日を持ってようやく終了。旧池に付いては来週への先送りとなりました。左の写真は、(これまで忙しくて撮る事が出来なかった)今年の稚魚です。落穂拾いの中から抜粋してようやく撮影しました。(写真ではなかなか分かりにくいですが、大きい稚魚と小さい稚魚では親が異なるために、緋の質が全く異なります。)
今週は肉体労働を強いられている管理人。普段運動を全くしていないせいか、体が悲鳴を上げています。今夜も熟睡できることでしょう。
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9月19日(木) 晴 <少し、無理をしました>
稚魚池の池揚げが終了しました。2日間延べ13面の池の稚魚を揚げてきたわけですが、日程的に少し無理があったかもしれません。
一日目、先ず、(今年作られた)新池の池上げからスタートしました。10名のサポーターにお手伝いいただきながら、池揚げ組と選別消毒組に別れ、作業を進めていったわけですが、7面の池上げを連続して数時間の間に行うことはさぞかし大変だったと思います。又、次から次へと揚げられてくる稚魚の選別も又ヘビーなものでした。本来、一番楽しい作業となるものですから、初めのうちは「質がいい」「体型がええな」など軽口を叩きながらの選別でしたが、数時間もそのような作業をしていると次第に無口な作業へと変化していきます。それでも、ほとんどが紅白であったために、ミスを犯すことは無かったとは思います。(不思議なもので、どんなに疲れていても、良い鯉を逃さず、カルタ取りのように選別が進んでいくのは面白いところです)
二日目は更に過酷を極めました。8名で作業を行いましたが、写真でお分かりになると思いますが、池揚げの鯉を袋に入れています。その袋を担いで、遠い池では100mほどの坂道を登って水槽のあるトラックまで運ばなければなりません。1池当り、袋の担ぎ上げが大体、8〜10程度でしたから、合計5つの池で50往復を数名の方にしていただきました。管理人も
僅かに数回担ぎましたが、一回担ぐと脳の酸素が奪われ、水槽の鯉を見る余裕がなくなります。用意したペットボトルのお茶1ケースが池揚げの午前中の作業だけで全て空になるほど重労働でした。その後、養鯉場まで鯉を持ち帰り、ひたすらに選別作業です。3時間ほどぶっ続けで行い、午後5時ころに全ての作業が終了しました。午前中、網をメインに引っ張っていただいた方は、午後はほとんどグロッキー状態。炎天下の中の作業では仕方が無いことです。
どうにかこうにかこの二日間で池揚げは終わりました。数を数える余裕も無かったので正確な本数は分かりませんが、恐らく、2500〜3000匹ほどが室内池に入った模様です。自画自賛になってしまいますが、デキが良かったので選別作業はかなり’キツメ’にし「迷ったら捨てる」ことに。終了後、サポートしていただいた鯉屋さんからは、「少しもったいない選別では」と忠告されましたが、室内池の容量を考えると割り切らざるを得ません。幸いメインが紅白ですから、「(三色や昭和に比べると)後で大きく化けるものは少ないだろう」という気持ちでないと残りすぎてしまいます。稚魚棟の池が全て埋まり、これから、来年の池入れまで管理人お気に入りの鯉を毎日見ることが出来るのは嬉しい限りです。
今日から曳き残しの「落穂拾い」をはじめました。水抜きにも時間がかかるためこちらも数日間の時間を要することになりそうです。
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9月13日(木) 晴 18度〜25度 <ラグビー、世界との差>
久しぶりに錦鯉の話は置いといて、ラグビーの話題を書き綴ります。昨夜は、(ワールドカップ)日本対フィージーのすさまじい死闘がありました。試合終了後、フランスという遠い地で開催されているにもかかわらず、終了後のスタンドはスタンディングオベーションしながら選手の健闘を讃え、自然発生的に「ヤーポン(日本)」の大合唱。負けはしましたが素晴らしいゲームでした。フィジーは世界的強豪。日本の実力も世界との差が少しずつ縮まってきているように思います。一つ、大きな疑問というか課題に思ったのはレフリーです。フィジー戦がレフリーのせいで負けたというのではなく、レフリー技術での日本と世界の差はすさまじいものがあります。フィジー戦も含めワールドカップで笛を吹くレフリーはとても素晴らしいです。ラグビーという競技自体が、レフリーの解釈によりペナルティが決定するような要素が強いものですから、レフリーによって試合展開はすさまじいほど変わります。レフリングの基本は「その試合で強かったチームが結果的に勝つようにコントロールすること」だと管理人は考えます。そのため、レフリーは黒子に徹し、お互いのチームがプレイする試合の流れを壊さぬよう上手に時間を運んでいくことが必要です。試合の主役は試合をしている選手であり、レフリーはその添え物に過ぎません。その心構えが必要で、添え物に徹しきれたかどうかが、レフリーの評価となります。流石にワールドカップのレフリーは素晴らしい。ところが、日本のレフリーは学校の教員がそのほとんどのため、試合中に選手に説教を始めます。一度試合をご覧になれば分かりますが、試合中に必ず両チームの選手を呼び出し、説教を始めるわけです。まるで、「私がこの試合の主であり、私の言うことを聞きなさい」といった感じです。当然ながら、レベルが上がれば上がるほどそういったレフリーは選手から馬鹿にされますから、プレイとレフリングの負の連鎖が始まってしまうわけです。今後、日本のラグビーのレベル向上のためには、まずレフリングの向上から取り組むべきでしょう。間抜けなレフリーの下での試合を繰り返していると選手はどんどん下手になっていくことは必至です。
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9月12日(木) 晴 18度〜24度 <久しぶりの写真ですが・・・>
朝晩の冷え込みが大分強くなってきたようで、稚魚池の水温は、朝方で22度まで下がっているようです。来週はもしかしたら10度代までいくかもしれません。さて、写真ですが、左側が一面だけ先に池揚げした紅白です。鯉飼育ではおなじみの水温計とマッチングさせながら撮影を行いました。(相変わらず、写真の撮り方が下手なもので申し訳ありません。もし、鯉の写真の撮影のコツを知っておられる方がいましたら是非遊びに来てくださいませ)今年の紅白の特長は、昨年の紅白に似ているのですが、何と言っても緋盤にあります。メス親のねっとりとした艶のある緋盤を受け継いだ稚魚が多いです。系統やらを語るとややこしくなるのでしませんが、恐らく見る人が見ればどこの系統か直ぐに分かると思います。そして、その横の写真が、池揚げを待つ稚魚池群。全ての池で、水車を回していますが、この水車が見られるのは、残り僅かとなりました。気候も良くなってきましたし、池揚げにはたくさんの方がいらっしゃる予定です。楽しく過ごしたいものです。