治療体験記
治療体験記としてアップしていきます。

<何となく元気が無い>
(体験症状)

池の片隅に集合している。泳ぎにも元気が無く、肌も少しだけだが充血した感じ。少し前に罹った当歳の「眠り」に似ているような気がする。水温15度前後。給餌は低水温用をカップ2杯(朝晩)。給餌量に問題ありとも指摘される。(1/16)
(治療法)
餌切り。塩水浴(濃度0.6%)。翌日に過マンガン酸カリウムを2g/トン撒きっぱなし。過マンガン酸のセレクト理由は、昨年の秋に三種混合を実施しており、塩を使うことも考えて。また、紫外線殺菌灯も流水式で追加。
(追)
薬浴1日目 泳ぎがまだ緩慢だが大分泳ぐようになって来た。飛び跳ねたりすることは散見される。(1/17)
薬浴2日目 大分回復。池の1/4くらいに固まってはいるものの、その範囲の中で2割程度の速さで動く。また、時々、元通りのように泳ぐ。(1/18)
薬浴6日目 完全回復。殺菌灯の効果か水の透明感は抜群。ただし、ろ過最終槽から池に戻すバイパスの殺菌灯は取り外す。(1/23)
<黄色いイボ>
(体験症状)

尾の付近を中心に黄色いイボのようなものがある。*80cm紅白
(治療法)
麻酔をかけた上体で膿を搾り出し、イソジンにて消毒。その後、塩+エルバージュで薬浴。
(2週間後)
患部は完治。
<鱗が立っている>
(症状)

写真参照。左が治療前。右が切除後。鱗1枚が赤くなり突起した状態。膿を持っているような感触も。病名はあるのだろうが分からず。*紅白60cm






(対処)
とりあえず、変色した部分(鱗1枚)を切除。患部に抗生物質入り塗り薬を添付。もしくはイソジンで消毒。ロミカシン0.5cc注射。(その後、パラザン+塩で薬浴)
(薬浴1週間)傷跡は残っているものの治癒の雰囲気あり。鱗の立ちは無くなる。

<眠りパート2>

(体験症状)

当歳に発生。何となく泳ぎが緩慢に。流れの少ないところ(底部)に固まった状態。体表が何となく白っぽくなり、白肌には充血したような感じ。時々水面から飛び上がるような当歳も現れる。
(追)原因は水質の悪化か。
(治療法)
当然のことながら、餌切り。0.6%の塩水浴。水温20度にしたところで過マンガン酸カリウムを2g/トンを散布。翌日より、水温を上昇させ、23度で塩分濃度をキープする。
(薬浴1日)元気に泳ぐ姿が徐々に増えてくる
(薬浴3日)底に溜まって動かない鯉がいなくなる。飛び上がる鯉も減少。
(薬浴4日)98%以上の鯉が元気に遊泳!もう少し!(亜硝酸濃度 極低)
(薬浴7日)99%の鯉は肌の艶もよく元気。3、4匹が何となく元気が無いために、メチレンブルー(2g/トン)を散布する。本当にもう少し!
症状は当初3池で見られたが、2池はこのころには完全復活。メチレンブルーは不散布。給餌も再開。
(追)ポン抜きの量及び回数を多めにして水質の浄化を保つ。モンモリロナイトの散布も有効。
<鰭・尾くされ病>
(体験症状)






体長60cmほどの紅白。写真参照。鰭、尾の先端部が腐ったようになっている。少しだけ骨が見えるような感じ。腐っている部分は茶色に変色。
(治療法)
ロミカ0.5mlを注射。その後、塩0.6%とパラザン(100cc/トン)の薬浴。(11/28)
<眠り?>
(体験症状)

長期輸送後に発生。40cmと55cm前後の2本の三色。水温15度からの輸送で、輸送中パラザンをトン当たり100cc程度入れていたが、到着時に既に横たわった状態。温度あわせ、消毒後に池に入れたが、やはり横たわっていた状態であったので、すぐに別水槽へ。
(治療法)
当該水槽では、塩0.6%とパラザン100cc/トンの濃度。少しのエアレーションと水作ジャンボで水の浄化を図る。またヒーターを使い水温は23度に。翌日に40cmの三色は死亡。
(薬浴4日)55cmの方は徐々に横転状態と真っ直ぐな状態を繰り返すようになる。
(薬浴5日)10%ほどの水を入れ替える。横転することはなくなる。泳ぐのはゆっくり。静止している状態が多い。
(薬浴6日)完全回復。仲間のいる池にカムバック。

<初期穴あき>
(体験症状)

小さな穴。鱗が少し立ち気味。
(治療法)
抗生剤注射。30cm以下なら0.5cc。2歳以上なら1cc。60cmオーバーなら2cc。その後塩0.6%、パラザン(100cc/トン)薬浴。薬浴の際にはハウジングろ過をしてあげると水が痛まず便利。軽いものなら翌日に治癒しているのが容易に確認可。
<病気ではないですが鯉の移動時>
(体験記)
選別などの際の鯉の移動。
(方法)
当歳では3日前、それ以上では1週間〜10日前からの餌切りが必要。水が変わるので、0.6%の塩を撒きっぱなしにしておく。注水口や流れのあるところは飛び出しやすいのでネットなどで防御。水深も低くし、壁として70cmくらいの高さは2,3日は保っておくべき。できれば池全体を覆うことがベスト。
<イカリ虫>
(体験症状)
野池揚がりでイカリムシが大量に寄生。
(治療法)
主だったものはピンセットや毛抜きなどを使用して抜いてしまう。その後、デミリン(1g/トン)を池に撒きっぱなし。デミリンのあるところを通ると成虫も卵も死んでしまうそうです。ちなみ予防法として、野池に6月と9月の水温があまり高くないうちにマゾデンを撒いておけば虫がつく心配は半減。マゾデンは水質もよくするのでかなり便利な薬品ですが、25度以上の水温時での使用は厳禁。
(追)1/中旬 外部からの鯉にも寄生。ピンセットで抜き、患部には軟膏を塗付。
<鰭腐れ病>
(体験症状)
鰭の先端が溶けたような状態。冒されている場合、鱗も何枚か病原菌に犯されている可能性高。原野池上がりや水槽内の水質が悪い場合などに発症。
(治療法)
抗生物質の注射。その後、塩0.6%とパラザン(100cc/トン)での一週間の薬浴。鱗が浮いているような状況下では膿を搾り出してエルバージュを直接塗りこんでおく。膿の状況が数箇所にも及ぶような時は、一つ一つカッターやメスで慎重に膿を出してあげることが必要かも。